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志望動機の考え方。短期離職者が採用されるためのコツ

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短期離職を9回経験している私が志望動機で意識していることをまとめました。

短期離職者は普通に転職活動をしても内定をもらうことは難しいです。短期離職のマイナスイメージを持たれないようにするためのポイントがあるので、それについて紹介します。

短期離職を9回経験しながらも、今の転職できている私の経験に基づくもとなので、

・短期離職をしてしまって書類選考に通りにくい
・転職回数が多くて次の仕事がなかなか決まらない
・志望動機なんて面接で必要ないでしょ

という方はぜひ参考にしてみてください。

この記事は短期離職者で悩んでいるあなたに、採用を勝ち取ってほしいと思って書いているので、

かなり厳しめな内容になっているます。
本気で内定を手にしたい方以外は読まないことがおすすめです。

短期離職の理由の伝え方を知りたい場合は、別の記事で紹介しているので読んでみてください。

短期離職の理由の伝え方を知りたいなら下記の記事を参考にしてみてください。

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目次

短期離職で転職できないなら最初に考えること

まず最初に伝えておかなければならないことがあります。

短期離職をしてしまった方の中には、「短期離職をしたから転職が難しい」と思い、転職で悩む方も少なくありません。

もちろんこれは間違いではありません。

ですが、

短期離職したから転職できない」
「短期離職したから書類選考に通過しない」

と思って止まってしまっては、一生転職することはできません。
これはただの思考停止です。

自分で自分に、「もう転職できない」と洗脳をかけてしまっています。

短期離職をしたあなたは、なぜ短期離職者が転職できないと思われるのかを考えてほしいです。

採用するかどうかを決めるのはあなたはではありません。

企業の採用担当です。

あなたがいくら、
「自分は全然だめ。短期離職をしたし仕事をできない」と思っていても、
採用担当者が一緒に働きたいと思ったら内定はもらえます。

逆に、

自分はすごい。前の職場はたまたま合わなく短期離職しただけ。凄い能力があるけど、周りに理解されなかっただけ。

と自分に自信を持っていたとしても、企業の採用担当者が「この人と働きたくない」と思ったら採用してもらえません。

採用するかを判断するのは企業の採用担当者です。

当たり前と思う方もいるかもしれませが、短期離職者のほとんどはこのコトを忘れています。

短期離職をしてしまったという後ろめたさから、自己評価を下げています。

だからこそ、

採用するかを判断するのか企業側。
自分に対する自己評価は関係ない。

ということを覚えておきましょう。

短期離職者が持たれるイメージ

採用するかを判断するのは企業側であるため、短期離職者は自分が持たれているマイナスイメージを払拭する必要があります。

短期離職者が持たれるイメージとしては次のようなものがあります。

【短期離職者が持たれるイメージ】
・すぐに辞めそう
・会話ができなさそう

会話ができなさそうは、「ホウレンソウができなさそう」「会話の意図を理解してくれなさそう」など、細かなことを言えば色々な要素が含まれています。

ですが志望動機だけでは、そこまでの判断はできません。

なので志望動機で伝えるべきイメージは2つです。

【伝えるべきこと】
・短期離職しなさそうなイメージをもたせる
・会話のやりとりができるとアピールする

具体的にどうしたらいいのかは、この先で解説していきます。

ここからは志望動機の書き方のポイントを紹介していきます。

具体的な志望動機の例を知りたいのであれば、別の記事でまとめているのでそちらを参考にしてみてください。

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相手目線で考える

【志望動機を考える時に重要なこと】
話を聞くのは相手。
あなたの話を聞いて判断するのは相手。

当たり前と思うかもしれませんが、この意味を理解していない方が大半です。

「こういうつもりで言ったのに伝わらなかった」と面接後に愚痴を言い、「面接官が悪い」「面接した会社が悪い」という方がいます。

もちろん、そういう側面もありますが、相手が悪いで結論付けて終わらせては、次の面接でも同じことを繰り返すことになります。

伝わっていないということは、伝え方に問題があることが8割以上です。

つまりは志望動機を伝えたあなた自身に問題があります。

ここを相手のせいにしていては、一生内定はもらえません。

特に「短期離職をしている方」や「転職回数が多い方」は、きちんと相手伝える努力をすることが重要です。

人柄はアピールポイント

しっかり相手に伝えられる人はそれだけで評価が高いです。

「この人は嘘をつかなさそう」
「仕事のやり取りがスムーズにできそう」

と思ってもらえれば、大抵の面接は受かります。

短期離職をしていたり、転職回数が多い人は、「すぐ辞めそう」「コミュニケーションがとれなさそう」とマイナス評価でスタートします。

これは一見すると悪いことにも思われがちですが、実は大きなチャンスです。

マイナスの状態で「この人ちゃんと話せるじゃん」と思ってもらえたら、かなりのプラスになります。

すごくしっかり話せたわけではなく、すこし話せただけでも、プラス評価をしてもらえます。

面接官からは元々期待されていないため、評価を上げやすいです。

しっかりと、相手目線で伝えるように志望動機を考えましょう。

志望動機のポイント

素直に話す

後ろめたいことほどしっかり伝えることが鉄則です。

何かを隠していると、相手には絶対に伝わります。

ただし、バカ正直に言う必要はありません。

転職したいと思った理由はひとつでない場合がほとんどです。誰しもが2個、3個は辞めたいと感じた理由を持っています。

その理由を書き出してみて、悪い印象を持たれなさそうなものを選びます。

【辞めたいと思った理由例】
・残業が多い
・人間関係が面倒
・急な部署異動があった
・納得できないノルマがあった

私の場合はノルマについては話すことが多いです。


【伝え方例】
携帯ショップで働いていた時にはノルマがありました。

ノルマを達成するためには、この商品が必要ないであろうお客様にも契約してもらう必要があり、耐えられませんでした。

「相手のことを考えているな」という印象を与えることができます。

余談にはなりますが、この理由で携帯ショップを辞める人は結構多いようです(派遣会社のコーディネータさん談)。

面接で実際に伝えた転職理由もまとめているので、転職理由を考える時にはぜひ参考にしてみてください。

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論理的に

素直に話すことは重要ですが、ただ思ったことを話しただけでは相手には伝わりません。

なにを考え、何をして、どうなったのか。を順番に話すことは重要です。

【悪い例】
辞めたくて仕方がないので辞めました。

これだとただのワガママな人になってしまいます。

なぜそう思ったか。
説明をきちんとしましょう。

【いい例】
考え方が合わないと感じる部分が多かったです。なんとか慣れようとしましたが、どうしても合わない部分があり、辞めることを考え始めました。

他責思考に聞こえないようにする

転職理由としてありがちなのが、「やりたい仕事ができなかった」「聞いていたのと違う部署に配属された」というものです。

これをそのまま伝えてしまうと、「他責思考だ」と思われてしまいます。

【伝え方の例】
学びたいことが学べないため、転職活動を始めました。

◯◯の部署に配属予定でしたが、コールセンターでの配属となりました。
コールセンターでは、多くのお客様と直に話すことで「お客様が何を求めているのか」「どうしたらご要望に応えられるのか」を考えることを学びました。

やりがいのある仕事ではありますが、本来学びたかったプログラミングに関わることは難しく、プログラミングを学びたい気持ちがより強くなりました。

ポイントとしては、今の環境に満足していないながらも、できることはやった。学べることは学ぼうとしたと印象を持ってもらうことです。

また、転職に対する前向きな気持もアピールできています。

ここが抜けていると、ただの他責思考の人になります。

【他責思考に聞こえる例】
〇〇の部署でプログラミングの仕事をする予定でしたが、コールセンターに配属になりました。

プログラミングを学びたいため、転職を考えています。

内容としては普通に聞こえますが、これが相手に与える印象は「納得のいかないことがあったら辞める」「嫌なことは聞かない」というものです。

嫌な環境になった時にどう考え、どんな行動をしたのか。何を学んだのか。

ここを付け加えることで、他責思考に聞こえないようにすることができます。

自分を卑下しすぎない

「短期離職をしてしまっている」「転職回数が多い」「スキルがない」と感じている人は、自分を卑下してしまいがちです。

この気持ちは文章にも現れてしまいます。自分がないのに自信を持て、というのは無理なので私も言いません。

ただし、やる気だけはスキルや経歴に関係なく伝えられるので、アピールしましょう。

むしろ全く知らない業界だったりすると、やる気しかアピールポイントはありません。

【やる気のアピール方法】
・趣味と関連付ける
・どんなことを調べてどう思ったかを伝える
・家から遠いけど引っ越しも考えている

伝え方例

【テスター応募時】
ゲームをするのが好きで同じ作業をするのが苦ではありません。イベント中には、同じボス相手に12時間以上も戦い続けたこともあります。

テスターは同じ作業を繰り返すというイメージがあるため、向いているのではないかと考えました。

伝え方例2

転職活動をするにあたって、いろいろな業種を見ました。その中で貧しい子供の就職をサポートする仕事が目に留まりました。
私自身も裕福な環境で育ったわけではなく、当事者だと感じてるため、とても魅力的な仕事だと感じました。

しかし勤務地が沖縄と遠方だったため、応募を断念せざるを得ませんでした。
通勤できる範囲で、近い仕事がないかと探した時に、御社の求人を拝見しました。

2つの例に共通していることは、具体的なスキルは一切書いていないということです。

それでも、「なぜやりたいと思ったのか」かが面接官に魅力的に伝わる内容になっています。

特に例2は、これに近い内容を伝え、その場で内定をもらったことがあります。

フィードバックをもらえたら受け入れる

悪いことを言ってもらえたらチャンス

冒頭でも書きましたが、発言したことに対して評価するのは相手です。

フィードバックとして、「他責思考だと感じる部分があった」と言われて、「そんなことはない」「相手の見る目がない」というのは簡単です。

ですが、相手がそう感じたということは、何かしらの理由があります。

感情的になって「そんなことはない」で受け取るのではなく、まずは謙虚な心で言われたことを受け取りましょう。

そして、なぜそう思われてしまったかを考えましょう。

これが次の面接の成功に繋がります。

もっとできるはずだを捨てる

フィードバックを受け入れられない理由として、「もっとできる」「本当の自分はこうなんだ」という思い込みとプライドの高さがあります。

プライドも思い込みも全て主観によるものです。

面接で判断するのはあなたではなく、面接官です。

「自分が思う自分」と「相手が思う自分」は違います。

そもそもとして、本当にできる人であれば転職活動で悩むことはありません。

転職活動でうまくいかないということは、何かしら悪い部分がある証拠です。

まずは謙虚になって、自分と向き合いましょう。

伝わりやすい文章のポイント

書類選考で落ちる場合は、あなたの伝えたいことが伝わっていない可能性があります。

この問題は、文章の書き方を気をつけることで改善することができます。

一文は短く

「、」を減らすだけで内容が伝わりやすくなります。

【悪い例】
御社では、個別の研修プログラムを受けられるとのことで、学んだことをしっかり吸収し、少しでも早く即戦力になるデザイナーとして業務に取り組んでいきたいと考えています。

長すぎて、何を言いたいのか分からない文章になっていまっす。

これを「、」を減らして、「。」で区切ると、次のようになりましょう。

【修正後】
御社の個別研修プログラムに魅力を感じ、応募させていただきました。教わったことをしっかり吸収し、少しでも早く戦力になれるように取り組んでいきます。

書き直すとこのようになります。

一文一文で伝えたい事がはっきりしていて、わかり易い内容になっています。

同じ意味の繰り返しを避ける

気が付かないうちに、同じ意味の言葉を繰り返していることがあります。

「一文は短く」のところの悪い例を参考にすると、下記が該当します。

【同じ表現】
・「少しでも早く」と「即戦力」
→【修正後】少しでも早く戦力

同じ表現については気が付きにくいので、できたらやるぐらいの認識で大丈夫です。

なんとなく意味が伝わりにくい・文章が長くなってしまうと感じたら、同じ意味を繰り返している可能性が高いです。
一度疑ってみましょう。

読みやすい文章ができあがり、書類選考には通りやすくなります。

結論から書く

普通に文章を書くと、状況説明からしてしまいがちなので注意が必要です。

一度文章を書いたら読み直してみて、結論の部分を最初に持ってきましょう。

下記は志望動機の冒頭例です。

【悪い例】
スクールで学んだことをさらに本気で取り組みたいと思いました。また、チームでひとつのものを作り上げていくことに魅力を感じ、webデザイナー職を志望いたしました。

最初の1文目が結論になっていません。

1分目の内容はこの文章の結論ではなく、事実を補足する内容です。

この内容の結論は、「webデザイナー職を志望しました」の部分です。

この点を踏まえて書き直すと、下記のようになります。

【修正後】
webデザイナー職に本気で取り組みたいと思い、志望させていただきました。
現在はスクールでデザインを学んでおり、チームでひとつのものを作り上げていくことを魅力に感じています。

順番を入れ替えたことで、一文目が結論、二文目が一文目を補足する文章になりました。

時系列順に並べる

人間の脳は、言われたことを順番に処理するようにできています。

そのため、時系列順に説明することで、頭の中でイメージしやすくなります。

【修正前】
webデザインを学びたいと思い、スクールに通い始めました。
これまで接客として培ってきたコミュニケーション能力と会話の本質を読み取る力を、webデザイナーとしても活かしていきたいと思っています。

なんとなく言いたいことは分かるのですが、はっきりとは伝わってきません。

これを時系列順にならべてみます。

【修正後】
これまで接客で1年間働いてきました。その中で、お客様や職場の仲間とのやり取りを通してコミュニケーション能力を磨いてきました。
しかし、今の仕事では成長に限界を感じ、webデザインの勉強をはじめました。
勉強をしているく中で本格的にwebデザインの仕事をしたい思うようになり、転職活動を始めました。

時系列を変えただけですが、なにを感じて、どんな行動をしたのかが分かりやすくなりました。

この内容なら文章を読んだ時に、「話してみようかな」と思ってもらいやすいです。

履歴書と職務経歴書の用意

私が転職活動で実際に利用した履歴書と職務経歴書のフォーマットをダウンロードできるようにしました。

PCを使って、履歴書や職務経歴書を作ろうとしている方はぜひ利用してみてください。
※PC用なので、スマホだとレイアウトが崩れる恐れがあります。

【履歴書】

履歴書のダウンロードはこちら

【職務経歴書】

職務経歴書のダウンロードはこちら

まとめ

転職理由を考える時に重要なことは、相手目線で考えることです。

あなたがどれだけ「こうなんだ」と思っていても、伝わらなくては意味がありません。

伝わらなかったのであれば、伝わらなかったという事実を受けとめ、伝わる工夫をしましょう。

自分本位の話してしまっては、内容が伝わらないだけでなく、相手からの印象もよくありません。

相手の目線に立って伝えようとする。これが重要です。

100%伝わらなかったとしても、「この人は嘘をつかなさそう」「一緒に働いてみてもいいかな」と思ってもらえます。

特に「短期離職者」や「転職回数が多い人」は、スキルや経歴でアピールすることが難しいです。

誠実さを相手に伝え、一緒に働きたいと思ってもらえるようにアピールしていきましょう。

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