週5で働ける気がしないなら、無理に働く必要はありません。
週4日であっても働いているだけで凄いことです。それは週3日であっても、週1日であっても同じです。
以前は頑張って週5日働いていましたが、精神的に限界になって働けなくなりました。
1年の引きこもりを経験してからなんとか社会復帰したものの、当時は週3日が限界。無理せずに時間をかけて、ようやく週5日働けるようになりました。
週5日も働いたら「メンタルが持たない」「体力が限界」と感じているのであれば、週5働けないのは甘えではありません。
自分を守るための重要な選択肢です。
週5日働けないは甘えじゃない
週5日働けないのは甘えではありません。そもそも週5日働くのが当たり前とされる中で、週3日・週4日を選ぶことはとても勇気のいることです。
週5日働かずにいれば「周りを働いているのに自分は何をしているんだろう」と周囲と比較して落ち込んでしまうことも少なくありません。
ですが目的を持って週5日働かないのであれば、それは決して悪いことではありません。
週5日・1日8時間と社会のの求める普通の基準はかなり高いです。
身も心もボロボロにして働くのが当たり前とされ、余裕を持って働いている人はもっと働くべきと言われたりもします。
これが週5日働けないのは甘えと言われてしまう要因です。
みんな週5日働くのがきついと感じても「週5日働くのは当たり前だから」「みんなやってるからきついのは仕方ない」と自分自身に言い聞かせます。
無理をしすぎて精神的な理由で働けなくなったとしても「普通通りにできない自分が悪い」とせめてしまうこともあります。
週5日働くことで、二度と働けなくなってしまうのであれば、他の選択肢を選ぶことも重要です。
週5日働くのを辞める理由が、「精神的に病んできている」「一度ゆっくり考える時間がほしい」であれば、何も間違ってはいません。
私は過去に週5日働かないといけないと思い込み、自分に会う環境を求めて6社を転々としました。3年以上働いた会社は1社だけ、3ヶ月未満で辞めた会社は3社ありました。
必死に社会の求める週5日で頑張ろうとした結果精神的に限界になり、働くことが無理になってしまいました。
その後、約1年間の引きこもりも経験しました。引きこもり期間中の記憶はあまりなく、気づいたら年号が平成から令和に変わり、東京オリンピックも終わっていました。
オリンピックのニュースは時々目にしましたが、全く興味が沸かないほどに精神的に限界でした。
週5日働かなかった体験談
約1年間は引きこもりでいましたが、貯金が減ってきて生活が厳しくなってきました。
そろそろ働かないとヤバいと感じたことが、働こうと思い始めたきっかけでした。
ですがいざ働くとなっても、週5日働くことを想像した瞬間に寒気がしました。
そこでまずは週3日、それも1日時間勤務でやれる仕事はないかと探し始めました。
ですがそのときは、「週3日・1日6時間」に該当する仕事は見つけられず、「週3日・1日8時間」の仕事で社会復帰しました。
この仕事を半年続けましたが、体力仕事で夏場は汗だく。帰宅するときには体力が限界に近い状態で長く続けるのは無理だと感じました。
新しい仕事を探す中でテスターに興味を持ち、やってみることにしました。しかしその仕事は週5日。しかも私が苦手なスーツ着用の仕事でした。
それでもやってみたい気持ちが勝って挑戦しましたが、結果的に1ヶ月ほどで辞めました。懸念していた「週5日」「スーツ着用」のふたつが見事に合いませんでした。
それでもテスターの仕事への興味は深まり、他の会社で働くことになりました。その会社には、4ヶ月ほど在籍していましたが、1ヶ月ごとに行き先が変わる激動の4ヶ月でした。
特に2ヶ月目に行った会社では、メンタルが限界に陥りました。任された業務が効いていた内容と全く異なる上に、私の苦手なスピード感を持って一発でやらないといけないを常に求められたからでした。
2ヶ月目で行った先で限界になり、一応は本社に戻りましたが存在するのがやっと。会話すらまともにできないような精神状態になっていました。
最終的に4ヶ月いましたが、最後の最後は週2日出勤しているかどうかでした。
次の仕事は週3日働けるものを選びました。しかも午後のみの1日6時間ほどの仕事で、負担なく働くことができました。
1ヶ月続けた後、「あと1日増やしても大丈夫」と感じたので週4日働くようになりました。
そしてその会社は1年半以上続け、今では週5日働けるようになりました。
週5日働かない時に注意すべきこと
週5日働かないことを選ぶときには、「なぜ自分が週5日働かないのか」を自分に自身に納得させておくことが重要です。
社会では週5日働くことを求めてくるので、どうしても周りと比較して病んでしまいがちになります。
私が週5日働かなかったときには、周囲のことを気にないことを大切にしていました。
もしメンタルが落ちそうになったときには、「いま週5日働いたらもう二度と働けなくなる」と何度も自分に言い聞かせました。
週5日で働かない場合、「収入が同世代より少ない」「社会的に信用が低い」ということは忘れないようにしましょう。
収入が同世代より少ない
収入が少ないので、常に節約を意識する必要があります。
みんなそうしているからで周囲と同じお金の使い方をしていると、貯金できないどころか収支がマイナスになってしまうこともあります。
週5日で働いていない時点で周囲とは違う選択肢になっています。このことを忘れず、自分に合う過ごし方をすることが重要です。
私の場合は、毎月15万前後で生活することを意識しています。都内で一人暮らしをしていますが、それでもなんとかなっています。
社会的信用が低い
週5日働いていないと「ちゃんと働かないといけないよ」と言ってくる人が必ずいます。
自分のために週5日働かないことを選んだのであれば、それは素敵なことです。
周りに何を言われたとしても気にする必要はありません。言ってきた人は週5日働くことでつらそうにしているなら、「自分の方がすごいことをしている」と誇っていいぐらいです。
週5日働かなくなってよかったこと
週5日働くのを辞めると自分の時間が増え、いいことがたくさんあります。
・ゆっくり休める時間が多くて疲労がたまりにくい
・精神的負担が減る
・平日に休みがある
ゆっくり休める時間が多くて疲労がたまりにくい
週5日働くことを辞めると勤務日数が少なくなります。
勤務日数が減ることで仕事による疲れがたまる日数も少なくなります。また休日も増えるため、休める時間も多くなります。
精神的負担が減る
週5日勤務でなくなると「明日も仕事」と憂鬱になる回数が週5日から少なくなります。
また週5日勤務に比べて、任される仕事の内容が責任の少ないものになることも多く、業務上の負担も少なくなります。
平日に休みがある
平日に休みがあると過ごしやすさが格段に変わります。人の多い時間に外出する必要がなくなり、お店が空いている時間を狙って食事や買物をすることができます。
人混みが苦手な人ほど、平日に休みがあることは大きなメリットになります。
週5日働かなくなって悪かったこと
収入が減った
勤務日数が減るとそれに応じて収入が少なくなります。お金を使わない工夫ができないと生活はどんどん苦しくなっていってしまいます。
自由に使える時間を活かして、少ないお金でどう生活するかを考えることで収入の少なさはある程度カバーすることができます。
頑張って週5働きたいなら
今の会社で週5日働くのがきついのであれば、思い切って今の会社を辞めることも大切です。
環境が変わるだけで今までの悩みが解決されることも少なくありません。
「人間関係」「業務内容」「通勤のしやすさ」どれかひとつでも変わるだけで、働きやすくなる可能性が非常に高いです。
正社員にこだわらないなら
週5日であっても正社員にこだわらないのであれば別の選択肢も生まれてきます。
・勤務時間8時間未満
・責任の少ない仕事
正社員以外を選ぶのであれば、週5日であっても勤務時間を選ぶことができます。
私はかつて1年間引きこもりになり、週5日働くことができなくなりました。
ですが1日5時間勤務を選ぶことで、週5日働けるところまで回復しました。
同じ週5日であっても、8時間勤務と5時間勤務では負担が全く違います。
正社員にこだわるなら
正社員以外の働き方をすることで「ちゃんと働けていない」「周りと違うことをしている」と自分を責めてしまう可能性があるのであれば、正社員で働くことを選ぶのが無難です。
特にこれまでに経験した会社が「新卒の1社だけ」「新卒を次の会社の2社」だったりと少ないのであれば、正社員は十分に選択肢に入ります。
たまたま働いていた会社が合わなかっただけで、転職することで働きやすい会社に出会える可能性も高いです。
新をすぐに辞めてしまった場合は、第二新卒として就職し直せるケースが多いです。
あなたと同じように新卒をすぐに辞めた経験のある人に相談できる支援もあるので、一人で悩まず、まずは相談してみましょう。
【新卒の会社を辞めた人におすすめの相談先】
・初回相談は最大2時間
・1人あたり平均10時間の手厚いサポート
・ブラック企業排除済み
・内定だけでなく、入社後もサポート
・不採用の理由が分かるので、面接がうまくいかなくても次につながる
相談相手が全員、新卒をすぐに辞めた経験のある人なので、新卒を辞めた悩みに寄り添ってくれます。
週5働けは洗脳
週5働かないといけないと思ってしまうのは、そう思うように義務教育の段階から洗脳されたからです。
周りと同じ普通でいなければいけない。
学校を卒業したら就職し、週5日・1日8時間働かないといけない。それがみんなやっている普通だから。
この洗脳をされてしまっていることが要因です。
週5日働くことが当たり前と思わされているので、できないと自分自身を責めてしまいがちです。
まとめ
週5日働けというのは、日本社会が義務教育の中で作ってきた洗脳です。中には週5日働くことが合わない人もいます。私もその一人で、週5日働かないといけないと思い苦労してきました。
一時期はメンタルがボロボロになり、ひきこもりも経験しました。当時は週5日働くことをやめることで、なんとか社会復帰することができました。
週5日働けないのは甘えではありません。自分の状況に合う働き方を選ぶことが重要です。