転職初日は不安でいっぱいです。仕事はしっかりできるのか、どんな人がいるのかなどあれこれ考えてしまいます。この記事では、過去の私が転職初日で無理だと思った経験やその後の転職活動で気を付けていることをまとめました。
転職初日で無理だと思ったこと
転職初日に求められるのは、「業務を覚える」「会社のルールに慣れる」「人間関係を構築する」の3つです。この3つは、どれが欠けても会社が合わないと感じる要素です。
業務内容や会社のルールは、続けていくことで慣れるものがほとんどです。ですが下記の条件があると続けることが難しいと感じてしまいます。
・ミスに厳しい
・質問をしにくい
・価値観を押し付けてくる
・休憩時間の過ごし方が窮屈
・常に作り笑いをしている
ミスに厳しい
初日から仕事をうまくできる人はいません。10個仕事をやったら10個ミスをするのは当たり前です。
それなのに、ミスをするたびに厳しい口調で言われたり、説明したんだからできるだろ感を出されるともう無理だと感じてしまいます。
初日からミスに厳しいと、慣れてきてミスをしたらもっと厳しいことを言われるのではないかと考えて不安になります。
質問をしにくい
1から10までやり方を説明してくれる会社は稀です。ほとんどの会社は、分からなかったらなんでも聞いてねと言ってきます。
しかし、教育担当者が忙しそうにしているとなかなか質問をできなかったりします。質問しても「その質問意味あるの?」「マニュアルに書いてあるよね」みたいな対応をされると質問しにくくなっていきます。
価値観を押し付けてくる
会社には業務上のルールが存在します。そのルールを守るのは、働く人の意志を統一するうえで重要なことです。
ですが個人の価値観にまで干渉してくる人のいる会社は働いていて居心地が悪いです。「価値観が違うなら会社に合わせろ」と押し付けられたところで、自分の価値観は変えられるものではありません。
こういう会社はパワハラ気質の人もいて、違う価値観の人は攻撃の標的にされがちです。心に傷を負う前に辞めることも重要です。
常に作り笑いをしている
作り笑いが必須の会話は体力も精神力も使います。相手の言っていることに納得できない状態だからです。
業務の合間の会話で無理に笑おうとしていると感じたら、その会社の空気が合わないかもしれません。会話を重ねる中でなじんでいる可能性もありますが、あまりにも価値観が違うと感じたら注意が必要です。
辞めたいと感じた時にどうすればいいのか
初日で辞めたいと思っても本当に辞めるとなると様々なハードルが付きまといます。1日で辞めることへの自己嫌悪。次の転職活動への不安。先のことを考えるとよくないことばかり浮かんでしまいます。
辞めたいと思ったときには、その職場を続ける理由を作ってみましょう。理由の例としては、下記のようなものがあります。
・はじめての業界、職種なので合っているのか確かめてみる
・今の勤務時間や通勤時間で働けるのかを知る
・週5日が合っているのか確かめてみる
・資格取得が可能になる年数まで続ける
・続けるべきか確かめる
休憩時間に休めない
会社の中には、休憩時間を過ごすための部屋が用意されていることもあります。私は午後の仕事に向けてゆっくり休みたい方なのですが、中には昼休憩中にずっと話をしている人もいます。そういうゆっくり休めない環境では、続けていくのは難しいと感じます。
休憩室が狭く、休める場所があるのか不安になるというのも私にとっては合わない要素です。休憩するための場所の確保はとても重要です。
辞めるかどうかの判断基準
入社してすぐには辞めるのは避けたいと思うのが普通の考えです。ですが「この会社を続けたら精神的にダメになる」「二度と働くことができなくなりそう」と感じているのであれば、無理せず辞めることも重要です。
辞めた後の転職で重要なこと
なぜその会社が合わなかったのかを考えましょう。そして次の会社選びでは、合わなかった条件をできるだけ排除していきましょう。
私の場合は次のような条件で仕事を探すようにしています。
・始業時間10時以降
・通勤時間40分以内
・私服OK(スーツ着用なし)
・電話対応なし
・運転なし
・暗記が少なそう
この排除している条件は、過去の私が仕事を辞める要因になったものです。
まとめ
初日から無理かもと思う会社は、直感的に体が違うと感じています。頑張っても続けても合わない可能性が高いです。
ですが、すぐに辞めると「すぐ辞めてしまった」と病んでしまい精神的によくありません。つらいながらも続けられそうであれば、”なぜ合わないのか”を考えながら働いてみましょう。
これはその会社で長く働くためではなく、次の会社選びでの失敗を減らすために重要なことです。次の転職で合わない条件を事前に排除することができれば、前よりも長く働ける可能性が高まります。
もちろん、「これ以上続けたら精神が限界になる」「二度と働けなくなる」と感じているなら、すぐ辞めることも重要です。今の会社を続けることは、選択肢のひとつに過ぎません。
自分にとって働きやすい環境とはなんなのか。社会の常識である「正社員」「週5日」「1日8時間」にとらわれずに考えてみましょう。