「仕事の責任が怖い」「働くのが怖い」と感じているのであれば無理に正社員になる必要はありません。
正社員になったとしても長く働けなければ意味がないからです。
正社員になるのが怖いのであれば、あえて正社員にならないことも大切です。
働き方は正社員がすべてではありません。
私は過去に正社員を4社経験しましたが、正社員で働くことが合わないと実感するだけでした。
4社目ではパワハラを受け、働くのが怖くなり約1年の引きこもりを経験しました。
その後はなんとか社会復帰しましたが、アルバイトや派遣社人で働くのがやっとです。
そして正社員という選択肢を捨てたことで、以前よりもメンタルが安定しやすくなりました。
本音として、、正社員になるのが怖いならならくていいと思っています。
この結論にたどり着いた理由を、過去に正社員4社を短期離職した経験や約10社で働いてきた経験をもとに紹介します。
正社員で働くのが怖い理由
パワハラで人間関係が怖くなった
正社員を4社経験していますが、4社目でパワハラを受けました。
定年まで働ける会社を選びたいという理由で入社したのですが、結果として2ヶ月以内で退社しています。
パワハラを受けた要因としては、
「会社のために自分の時間をすべて使え」「興味のない話が出てきたら、プライベートの時間を使って調べろ」など、私の価値観と違うことを強制されたことでした。
派閥争いに巻き込まれた
入社直後でできることも少なく、長時間いてもやることがないので、部署のトップからは「提示になったら帰っていい」と言われていました。
ただ、それを良しとしない先輩もいました。その先輩は部署のトップのことをよく思っておらず、関係性は決して良好とは言えませんでした。
部署内では派閥が出来ていて、私はそれに巻き込まれたような状況でした。
派閥は2つありましたが、どっちを選んでも働きやすくなる未来は見えませんでした。
そのことから人間関係が怖いと感じました。
上司の指示は絶対
正社員には明確な上下関係が存在しています。
上司の指示は絶対で、反抗することは許されません。その内容が、ただ残業が増えるだけで、会社にメリットのないものであっても。
私は自分にメリットのないことをやるのが嫌なので、この上司の指示が絶対の関係性を怖いと感じていました。
指示への責任感のなさが怖い
当時は配送の仕事をしていましたが、会社の経営状態が悪く、上司から「今日は◯◯万円達成するまで帰ってくるな」と言われました。
私の担当エリアは、1件あたりの売上金額が低く、達成するには通常の1.5倍ほどの業務をこなす必要がありました。仕方ないので夜遅くまで働きましたが、それでも達成することができませんでした。
仕方なく会社に戻ると、「◯◯万円達成するまで帰ってくるな」という話が出た時に文句を言っていた人たちが、何食わぬ顔で待っていました。彼らが言われたことを達成したのか分かりません。
達成しているのであれば、「なんであんなに文句を言っていたんだ」と思いますし、達成していないのであれば「なんでそんな涼しい顔をして立っていられるんだ」と思います。
そんな感情の渦巻く私に対して、上司は特に何も言っては来ませんでした。
上司は上から言われたことをただ言っただけだったり、上から何か言われないための指示を出しているだけでした。
そんな無責任な指示を出す人と関わらなければいけないのは、正社員で働く上で怖いことのひとつです。
ホウレンソウが怖い
上司の指示の意図と私が感じて行動したのが違うことが多く、ホウレンソウは怖いと感じてました。
上司に意図があるならまだいいですが、中には考えもなしにただ情報を垂れ流しにしている上司もいました。
そういう人にはホウレンソウをしても、いまいち会話のキャッチボールが成り立ちません。
そんな人が上司であることも怖いですし、意味のないホウレンソウをすること怖いです。
残業は当たり前で怖い
定時になると終礼のある会社で働いたことがあります。その会社では、終礼の時間に帰る人はだれもいませんでした。
最低でも2時間残業するのが当たり前。
上司が帰る素振りを一切見せないため、他の人達も帰りにくく、残って仕事をしていました。
とっくに定時を過ぎているのに、上司よりも早く帰る時には、お伺いをたてないといけないところは怖いと感じます。
突然労働環境が変わる
上司の思いつきで、休日出勤をさせられることがあります。
また、経営状態によっては残業時間が増えたり、別の部署への異動を命じられることがあります。
私は、「◯◯」の部署に異動して欲しいと打診され「考えさせてください」と言った日の夕方に、「正式決定です」と言われたことがあります。
仕事内容も事務から電話営業になり、入社時とは全く異なるものになりました。
正社員は会社の意思ひとつで、労働環境や仕事の環境が変わるのが怖いところです。
時給換算するとアルバイトよりも安い
正社員は非正規社員に比べ、仕事の量が多いです。そのため、仕事を終わらせるために残業をしなければいけない場合があります。
残業代がきちんと出るのであればいいのですが、みなし残業が設定されていたりすると、「時間外も働いてないるのにもらえるお金は変わらない」という状況になります。
そして、時給換算したらアルバイトや派遣社員よりも安く、絶望することがあります。こんなにヘトヘトになるまで働いているのに、全く報われないと感じることも少なくありません。
仕事量に比べて給料が安いところが、正社員の怖いところです。
仕事の責任が重い
正社員はトラブルがあった際に、最後まで対応する責任があります。時には、自分が起こした問題でなくても対応しなくてはいけません。
私は事務をやっていた時に、営業が引き起こしたトラブルの問題に対応したことがあります。
明らかに事務の仕事の範囲を超えていましたし、相手が怒っていたので、心労はとてつもないものでした。
正社員が怖い理由まとめ
正社員は、人間関係や仕事の責任が重いです。
そのため、真面目な方や周囲の目を気にしてしまう方は、正社員で働くのが怖いと感じることが多いです。
また、正社員で働く人と価値観が違うと感じているのであれば、一緒に正社員で働くのは働きにくさを感じてしまいます。
私は過去に4社で正社員を経験し、「人間関係」「仕事の責任」「価値観の相違」で悩まされました。パワハラを受け、もう二度と働くないと思ったこともあります。
それでも、働かないと生活をすることはできません。
現在は非正規社員として働くことで、「面倒な人間関係」や「仕事の責任」から解放され、正社員時代よりも落ち着いて生活することができています。
「正社員で働くのが怖い」「正社員は向いてないんじゃないか」と思っているのであれば、あえて正社員で働かないことも選択肢に入れてみましょう。