トラウマや精神的なストレスが原因で働けないのであれば、無理して働く必要はありません。まずはしっかり休みましょう。
働けないのは甘えじゃありません。頑張って傷つき、働くのが怖くなってしまっているのであれば、ゆっくり休むことも大切です。
【働けないが甘えじゃない理由】
・またすぐ辞めてしまいそうな精神状態なら休息期間が必要
・焦って働こうとすると会社選びで失敗してしまう
・一番大切なのは自分の心と身体
私は20代で5回の転職をし、最後には働くことができなくなりました。
貯金がなくなったら死のうと思っていたこともあります。
この記事では、働くぐらいなら死んだほうがましまでメンタルが落ちた経験のある私が、どうやって社会復帰したのかを紹介します。
働けないは甘えじゃない
働けなくなってしまったということは、今まで頑張ってきた証です。
合わない会社や人間関係、業務内容でもなんとかしようとし、疲れ切ってしまっただけです。
そんな頑張りやさんなあなたが休むのは決して悪いことではありません。
働かない期間の辛さ
働かないということは、その期間は無職になります。
無職期間には、働いていないことに対して様々な葛藤を抱えることになります。
【働かないと感じること】
・周りはちゃんと働いているのに自分は何をしているんだろうと感じる
・毎日変わらない家の景色を見て、なんのために生きているんだろうと感じる
・「働け」と言われてそんなのは分かっているとメンタルがもっと落ちる
メンタルが落ちると正常な思考ができなくなり、普段ならありえない選択をしてしまうこともあります。
私が働けなくなった理由
パワハラを受けたことが原因でした。
正社員を4者経験し、4社目は長く働ける会社が良いと思って選びました。
ですがパワハラを受けて試用期間中に辞め、働くなら死んだほうがマシという状態までメンタルが落ち込みました。
度重なる転職による疲れと転職失敗の絶望が重なったことが要因でした。
無理して仕事をした体験談
一人暮らしをしていたため、生活費はすべて自分で払う必要がありました。
貯金があったのでしばらくは無職でも生きられましたが、半年をすぎるといよいよ生活費がヤバくなってきました。
それでも働くのが嫌で「週3日」「1日5時間」の条件で仕事を探しましたがなかなか見つけることはできませんでした。
日払いの仕事をするも1日で挫折
週3日の条件では仕事を見つけられなかったため、自分が応募したいときだけできる日払いの仕事に応募しました。
約1年ぶりの仕事で、体力的にも精神的にも疲れ切り、1日だけ働いてそれ以降応募しませんでした。
あまりの疲れで持っていった水筒も飲み物置き場に忘れてきてしまいました。
週3日で仕事のリハビリをした
日払いの仕事の後は、週3日のバイトをしました。
1日5時間の条件では見つけられなかったので、仕方なく週8時間勤務を選びました。
これはなんとか半年続けることができ、仕事をすることに慣れることができました。
しかし体力仕事できつかったため、半年後に再び転職をしました。
1日5時間の仕事を見つけた
週3日・1日5時間の仕事を見つけて挑戦しました。
約1ヶ月が過ぎたところで、これなら週4日行けると感じて週4日働くようになりました。
それから1年後には、週5日・1日5時間で働くようになりました。
それでも1日8時間働くのは今でも絶対に無理です。
働ける気がしないなら
慌てて働こうとしなくていい
冒頭でも書きましたが、「働ける気がしない」「働くのが怖い」といった理由で働けないのは甘えではありません。
慌てて働こうとしても、今よりも傷ついてしまってもっと働けなくなってしまうことがあります。
精神的にきついのであれば、あえて働かない期間を作ることも重要です。
私の場合は、パワハラを受けて会社を辞めてメンタルがボロボロになりました。
約1年間引きこもりを経験し、生活費がやばいのでなんとか働こうとしました。
働けない人が仕事をする時の注意点
最初の仕事はリハビリである
仕事には様々な雇用形態が存在します。
リハビリとしておすすめなのは、日払いができる仕事です。
私も1年間の引きこもりから最初にやった仕事は日払い対応の仕事でした。
【日払いのメリット】
・1日やってみて合わなければもう行かなくていい
・自分で出勤日を決められる
・合いそうならまた応募できる
転職が決まったとしても、その職場が合うとは限りません。
働けないと感じている状態で、合わない職場で頑張ることはとてもむずかしいです。
実際に私が行った日払いの現場も、一回行った限りでそれ以降は行かなかったこともあります。
働くなら少ない日数から
日本社会には、「働く=週5日」「働く=正社員」という考え方が根付いています。
正社員で働いたり、週5日働いたりする方が認められるのは確かです。
ですが働けないと感じている人は、常識と同じ働き方をしていてはきつくなってしまいます。
週5日働くことも、正社員で働くことも社会に押し付けられた常識に過ぎません。
働けないと感じている人が、週に1日でも仕事をするだけでとても大変なことです。
いきなり週5日働こうとすれば心が折れてしまいます。
そんなときは、まずは週3日働くことを目標にしてみましょう。
【週3日働くためにやること】
・まずは週1日働いてみる
・1日3時間など短時間でもいい
少ない時間でも働いたという事実が大切です。
働かずに引きこもっているよりも遥かに大きな一歩です。
この働き方は、働くことへのリハビリと捉えましょう。
【社会復帰する時の注意点】
・いきなり週5日働こうとしない
・週5日働くなら4時間勤務など短時間のものから
リハビリにおすすめの仕事
人と関わることの少ない仕事を集めました。
【リハビリにおすすめの仕事】
・清掃パート
・施設警備
・大型商業施設のカート回収
・ポスティング
・倉庫内ピッキング
正社員にこだわりがあるなら
正社員にこだわりがあるなら、最終的には正社員への転職を目指したほうがいいです。
他の働き方をしていると、「なんで正社員じゃないんだろう」と自分を責めてしまうためです。
ただし、今すぐ正社員で働くことは負担になってしまうこともあります。
「週5日働けるか」「1日8時間働けるか」を自分と相談し、問題なさそうなら正社員への転職を目指しましょう。
無理せず、週1日でもいいので働くことを目指しましょう。
【正社員への転職を目指すなら】
まとめ
働ける気がしないなら無理をしない
いきなり週5日働くのはとてもきついです。
まずは週1日から3日だけ働いて仕事のリハビリをしていきましょう。
仕事ができるか不安なら適職診断がおすすめです。自分に合う仕事を見つけることができます。
正社員になりたい気持ちがあるのであれば、最終的には正社員を目指しましょう。
ですが働けないという気持ちが強い時に正社員を目指すのは危険です。せっかく内定をもらってもまたすぐに辞めてしまう可能性があります。
少ない日数で働きながら、「今なら週5日働けるかも」と思えるようになったら正社員を目指しましょう。