これまでに約10社で働いてきましたが、初出勤前は今でも緊張します。100%不安を減らすのは不可能ですが、少しでも落ち着いて出勤するにはどうすればいいのかを大切にしています。
この記事では、初出勤で緊張してしまう理由と緊張や不安を和らげる方法をまとめました。
初出勤で緊張する理由
私が初出勤を10回以上経験して、緊張すると感じている理由は次のようなものです。
【初出勤で緊張する理由】
・遅刻しないか不安
・忘れ物をしないか不安
・しっかり仕事できるか不安
・人間関係が大丈夫か不安
遅刻しないか不安
行き慣れた場所であれば不安に感じません。
ですが職場が普段行かない駅の近くだったり、何度も乗り換えをしなければならない時には不安に感じます。
初出勤で遅刻の連絡をするのは精神的にとても負担になってしまいます。
忘れ物をしないか不安
初出勤の時には、入社書類や印鑑などを持っていかないといけないことがあります。
事前に準備して何度ももちものを確認しますが、入社手続きが終わるまでは忘れ物がないかずっと不安なままです。
しっかり仕事できるか不安
面接や面談で仕事内容を聞いていますが、実際に働いてみないと自分に合っているかは分かりません。
過去にやったこのある業務だったとしても、会社によってやり方や求められることが違うこともよくあります。
この不安は初出勤だけでなく、入社から数週間から数ヶ月はずっと持ち続けることになることもよくあります。
人間関係が大丈夫か不安
業務内容は入社前でもある程度イメージできますが、人間関係は入社しないと分かりません。
時には、採用担当者の認識と現場の状況が全く異なり、「聞いていた話と違う」なんてこともあります。
「嫌な人はいないか」「きちんとコミュニケーションはとれるか」など人間関係の不安は考えれば考えるほど増えてしまいます。
初出勤で緊張しないための対策
100%緊張しないようにするというのは不可能です。どれだけ対策しても、何かしらの不安が残って緊張につながります。
初出勤の前にできることとしては、できるだけ緊張しないように工夫をすることです。
重要なポイントとしては、考えすぎて初出勤の前に疲れてしまわないようにすることです。
【緊張を和らげるための工夫】
・事前に通勤を体験しておく
・会社の評判を調べすぎない
・業務内容を調べすぎない
事前に通勤を体験しておく
入社前に時間や余裕があるのであれば、一度は自宅から会社に行っておきましょう。
当日に不安なままで電車やバスに乗るよりも安心して出勤することができます。
最寄り駅の状況によっては、人駅隣の方がルートが分かりやすいなんてこともあります。
私が過去に経験したこととしては、初出勤の前日に試しに会社に行ってみました。
新宿が最寄りになっていましたが、地下の構造が分かりにくすぎて指定の出口にたどり着けずに迷子になりました。
試しに隣駅から行ったところ、そちらの方が分かりやすかったので隣駅から出勤するようにしました。
もし当日にぶっつけ本番で出勤していたら、間違いなく出勤前から疲れて切ってしまって、その日は仕事になっていませんでした。
会社の評判を調べすぎない
ネットで会社名を入れると様々な口コミや評判が書かれています。
ネットの情報の大半は悪いことしか書いていないので、調べれば調べるほど不安になります。
悪い情報は個人の偏見や妬みが含まれていることが多いので、100%正しいとは限りません。
また同じ出来事であっても、人によって感じ方が違ってきます。
あなたにとって無理だと感じることを、他の人が無理だと感じるとは限りません。
他の人が無理だと感じることを、あなたが無理だと感じるとは限りません。
人によって感じ方が違ってくるので、ネットの情報を鵜呑みにしすぎるのはよくないです。
業務内容を調べすぎない
事務や軽作業など一般的な分類での業務内容は存在します。
ですがあくまで一般的なくくりであり、会社によってやり方が違ってきます。
同じ事務であっても、会社によってやり方が違います。
仕事ができるか不安になっている時ほど、自分ができなさそうなことばかりに目が行きます。
調べれば調べるほどできなさそうなことを見つけ、どんどん不安になっていきます。
また、調べすぎて業務へのイメージをガチガチに固めてしまうのもよくありません。
思っていた仕事と違った時に「あれ、なにかおかしい」と感じてしまいます。
初出勤の緊張を和らげるのにおすすめの持ち物
【おすすめのもちもの】
メモ帳、手帳、飲み物、パンなどの軽食
メモ帳
しっかりと仕事を覚えるためにもメモできるように準備しておきましょう。
一度言われただけで仕事を覚えられる人はどこにもいません。メモを取ることで、説明の時に書き終わるまで待ってくれる人もいます。
自分のペースで仕事をするためにもメモ帳はおすすめです。
仕事の内容だけでなく、関わった人の名前も書き留めておきましょう。
手帳
スケジュールの記入に使います。
スケジュール調整のあるような仕事だと持っているととても役立ちます。
仮にスケジュール調整がなかったとしても、手帳を持っていることで「しっかり準備している」「きちんと仕事をしてくれそう」と思ってもらうことができます。
飲み物
初出勤では緊張で喉が乾いてしまいがちです。朝時間がなくて慌てて買うなんてことにならないように、事前に準備しておくのがおすすめです。
パンなどの軽食
初出勤の職場では、昼食を食べられる場所はどうなっているのか分かりません。万が一のときにも慌てないように、すぐに食べられるものを用意しておくと安心です。
初出勤の不安が消えないなら
不安を100%消すことはできませんが、少しでも和らげることはできます。
自宅でやっていはいけない不安を増やしてしまう行動は次のようなものがあります。
【初出勤の不安を増やさないためには】
・ネットで調べすぎない
・いつもより早く布団に入る
・不安を分かってくれそうな人に話す
ネットで調べすぎない
緊張しているのは、不安がたくさんある状態です。
ネットで調べても、根本的な解決方法はなく、不安が増えるだけです。
初出勤で緊張している時ほど、不安なことを考えないようにしましょう。
ものすごく冷たい言い方をすると、初出勤の前にその会社のことを考えるのは無駄です。出勤前に疲労がたまってしまい、疲れてしまうだけです。
次の日に寝坊さえしなければ、好きなことに没頭したほうがいいです。とは言え、不安な時に趣味をやっても集中できないことがほとんどです。
いつもより早く布団に入る
夜遅くまで起きていればいるほど、悪いことばかり考えてしまいます。早めに布団に入って、目をつぶるようにしましょう。
早めに寝ようとすることで、次の日に遅刻してしまうことの予防にもなります。
不安を分かってくれそうな人に話す
ひとり考えていると悪いことばかり考えがちになります。
話せる人がいるなら、考えていることを話すようにしましょう。
ただし、自分とあまりに価値観の違う人と話すのは注意が必要です。
自分の気持や考えを否定され、却って不安になってしまいます。
価値観を受け入れてくれる人がいるときだけ、話をするようにしましょう。
もし誰もなくて、どうしても吐き出したい時には言葉で表現してみましょう。
この時、SNSを使うのはおすすめしません。
SNSは開いているだけで色々な情報が入ってきます。
また投稿することで、他の誰かが反応することもあります。
noteやメンタルケアアプリなど、誰の反応もなく情報も入ってこない場所で文章にするのがおすすめです。
初出勤が合わなくてすぐ辞めるのはありなのか
出勤してみないと合うか合わないかは分かりません。
一度入社したら長く働くのが望ましいですが、合わないと感じたら無理に働く必要はありません。
行かずに後悔よりも行って後悔を
初日に休んでしまいメンタルが落ちてしまう可能性があるのであれば、出勤しておいたほうがいいです。
行かずにできた後悔を消すことはできません。
逆に言ってから「ここが合わなかった」「ここが失敗だった」と反省できるのであれば、それは後悔ではなく経験になります。
次の転職にも役立ってくるので、初出勤はできるだけ行くようにしましょう。
まとめ
初出勤の緊張を100%和らげる方法はありません。
不安な時にやってはいけないこととしては、不安を増やす行動をしてしまうことです。
【不安を増やしてしまう例】
・会社の評判を調べすぎる
・業務内容を調べすぎる
情報を仕入れすぎると考えるだけで疲れてしまい、出勤するのが嫌になってしまいます。
ただし、、気持ちを吐き出すことは重要です。
その時にはSNSは使わず、noteやメンタルケアアプリなど誰の目にも触れない場所で気持ちを吐き出しましょう。
もし誰かに話したい時には、自分の価値観を否定しない人を選ぶようにしましょう。