20代で5回の転職をした私が会社を辞めた時のことを紹介します。会社を辞めるべきか、辞めたいけどどうしたらいいのか分からないというあなたはぜひ読んでみてください。
会社の辞め方
一般的な辞め方としては、上司と話をして時期を決め、辞めるという方法です。
私はこれまでに10社以上を経験していますが、ほとんどの会社はこの方法で辞めています。
会社を辞めてからも書類関係などで連絡を取る必要が出てくる可能性があるため、手順を踏んで辞めておくのがおすすめです。
上司が事務の仕事に関わっていない場合は、最低限事務の人と連絡を取れる関係は維持しておきましょう。
辞めるべきかの基準
話し合って辞めさせてもらえるのがベストですが、会社や契約状況によってはすぐに辞められないこともあります。
まず辞めるべきかの基準ですが、自分ファーストで考えましょう。
無責任だとか言われても気にする必要はありません。
残された人のことを考える必要もありません。
これ以上続けたら自分がダメになると感じているのであれば、辞めるタイミングです。
辞めるタイミングを考えた方がいい状況
支出を把握する
会社を辞めると転職活動をする必要があります。無職期間は収入が0になるため、備えをしておく必要があります。
会社を辞めたいと思ったら、毎月の支出はいくらなのか把握するようにしましょう。
もし節約できる部分があれば、節約する習慣をつけておくと後から活きてきます。
資格取得のタイミング
業種によっては、2年働くと資格をとれるような場合もあるので、多少つらくてもその年数は続けるのがおすすめです。
その場合は、転職活動は早めに行うことができます。
例えば資格取得が2年の場合、「あと〇か月で資格を取れるので」と言いえば面接で納得してもらうことができます。
実際に私は面接でこのことを伝え、資格取得の半年前の段階で内定をもらうことができます。
どちらにも該当しない
「支出に不安がない」「資格取得に期間が影響しない」のであれば、基本的にいつ辞めても問題ありません。
「まだ1か月だから」「まだ1年だから」のように短期離職を気にする方もいるかもしれませんが、私の経験上は気にしなくてもいいです。
むしろ無理に続けて仕事のトラウマができてしまう方が、後々の仕事選びに悪影響と思っています。
私はこれまでに10社以上で働いていますが、3年以上働いたのは1社だけ。
中には1か月半しかいなかった会社だってあります。
1か月半しかいなかった会社を辞めた原因はパワハラでした。
辞められると決まった瞬間に心が軽くなったのは、今でも忘れません。
心をボロボロにしてまでも働かないといけない会社に意味はありません。
辞めさせてもらえない時は
話し合いで辞められるのがベストな辞め方です。
ですがすべての会社でこれができるわけではありません。
過去には、契約期限6か月の仕事を3週間で辞めたことがありますが、この時は辞めるのに苦労しました。
聞いていた話と実際の業務がかけ離れていてなんども話をしましたが改善されることはありませんでした。
行った初日から「無理です」と伝えていましたが動きはなし。
3週間目でメンタルが限界になりました。
このまま〇月まで続けるのは想像できない。
そう考えた私は、辞めたいと本気で伝えました。
ですが営業は聞き流すばかり。
絶対に辞めさせてもらえう手段として「もう明日から行けないです。このまま続けるなら死んだほうがまし」と伝えました。
「死んだほうがまし」は私が思っているよりも強烈な言葉だったようで、話していた相手の上司が出てくるほどでした。
「カードキーは棚に置いてきたからもう入れない」と本気度を伝え、1時間以上の会話を経て私は次の日から行きませんでした。
私の場合は、「辞めることに抵抗がなく辞めなれている」おかげでこの対応ができたと考えています。
会社を辞めた経験の少ない人には、私と同じ対応が難しい可能性が高いです。
大抵の人は相手の説得に応じてしまい、辞めることをためらってしまうためです。
「契約が残っているなら仕方ない」「残された人が困るから仕方ない」と判断に情が入ってしまいます。
辞めることに少しでも後ろめたさを感じていると、相手の言葉を受け入れてしまいます。
自力で辞めるのが難しいと感じたのであれば、退職代行に話をしてみるのがおすすめです。
辞めることが不安なら、「辞めたいこと」「辞めたあとにどうしたらいいのか」を相談してみるのもありです。
確実に言えるのは、ひとりで悩んでいても何も解決しません。
本気でつらいのであれば、まずは相談してみましょう。
相談相手は誰でもいいわけではありません。
特に辞めることに反対してきそうな相手は絶対に避けてください。
「会社はつらいのがあたりまえ」なんて言われてもなにも解決はしません。
必死の決意で相談したはずなのに、つらくなってしまうだけです。
「辞めたい」という気持ちに寄り添ってくれそうな相手選びをしましょう。
会社を辞めたあとの転職活動の注意点
すぐに転職活動を始めたい
会社を辞めたあとには次に同じ失敗をしたくないという気持ちになります。
そのせいで求人を見ても「この会社は無理かも」「ここは嫌なことがありそう」と悪いことばかり考えてしまいがちです。
ぶっちゃけ求人サイトには悪いことは書いてありません。その会社が合うかどうかも人それぞれで経験してみないと分かりません。
なので転職活動をしようという気持ちがあるのであれば、「通勤しやすそう」ぐらいの条件で会社を選んでみましょう。
業務内容にこだわって仕事を選ぶと「思っていたのと違う」とミスマッチが生まれてしまう可能性が非常に高いです。
ミスマッチはそのまま、会社を辞めることにもつながります。
仕事が嫌になった時に辞めない言い訳を作るために「通勤のしやすさ」「休日」「給与」などの条件面を大切にするのがおすすめです。
今は働きたくない
仕事を辞めて今は働きたくないと感じているのであれば、すぐに転職活動をする必要はありません。
ゆっくり休んで心や身体を落ち着けることも大切なことです。
ずっと家にいることに劣等感を感じてしまうのであれば、「週1日から3日ぐらいの仕事を探してみる」「副業サイトでできそうなことを探してみる」のふたつがおすすめです。
ちなみのこのふたつは、どちらも私が過去にやったことです。
仕事を辞めた直後に、「よしまた転職活動をしよう」「週5日働こう」と思えるほうが稀だと感じています。
【すぐに働こうと思えない時におすすめの過ごし方】
「週1日から3日ぐらいの仕事を探してみる」
「副業サイトでできそうなことを探してみる」
週1日から3日ぐらいの仕事を探してみる
少ない日数だけ働ける仕事を選ぶメリットとしては、負担の少ない業務が多いことにあります。会社の雰囲気が合えば、そのまま日数を増やして長く働ける可能性もあります。
そして何よりも、週7日ずっと家にいるよりいいです。家にいるとつい悪いことばかり考えてしまいます。
悪いことを考えないようにするためには、「家で考える時間を減らす」「成功体験を積む」ことが重要になってきます。
日数が少ない仕事であっても、働くことで成功体験を得ることにつながります。
家にずっといても、つらい気持ちを払拭することは難しいです。
家からでるきっかけとして、週1日から3日で働ける仕事を利用してみましょう。
頑張ったご褒美に給料をもらうこともできます。
副業サイトでできそうなことを探してみる
身も心も疲れ切ってしまい、家から出る気力もない。
そんな時は副業サイトに挑戦してみるのもおすすめです。
私はパワハラで会社を辞めた後は、1年ほど引きこもり生活をしました。その時にはなんでもいいから収入がほしいと感じて、副業サイトを利用しました。
副業サイトでは様々な経験を求める案件があり、私は「会社でのブラック体験募集」のような案件を見つけて応募したのを今でも覚えています。
アニメが好き・ゲームが好き・動画を見るのが好きなど日常で何気なくやっていることが収入につながる可能性もあります。
ハマる案件があれば、趣味の時間を収入に変えることだってできます。
アニメやゲームの時間も、ただの趣味ではなく、収入を得るための時間に変えられます。
趣味の時間を楽しくないと感じ始めたのであれば。副業サイトを利用して意味のある時間に変えてみましょう。
まとめ
仕事を辞めたいと思い始めたら辞めるタイミングです。このまま続けたら精神的に駄目になると感じたら、無理せずに辞める選択をしましょう。
辞めたいと思い始めたら、まず最初は生活費を把握するところから始めましょう。仕事を辞めると当然ですが収入はなくなります。
お金の都合で慌てて転職活動をした場合、合わない会社を選んでしまうことも考えられます。金銭面の把握はとても重要です。
辞めるタイミングは基本的にいつでもいいですが、「2年で資格がとれる」といった条件がある場合は、その年数は働くのがおすすめです。
資格の取れるタイミングでの転職活動はとてもしやすいです。
辞めたいけど辞めさせてもらえない。そんな時は退職代行の利用も検討してみましょう。
私はこれまでに10社以上を辞めているので、自力で辞めることに慣れています。
ですが会社の辞めた経験を少ない人は、辞められずに働かせられ続けてしまう可能性もあります。
本気で辞めたいと感じたのであれば、辞めることに罪悪感を感じる必要は一切ありません。
辞めたあとに転職かつどうをする時には、まずは自分の心と向き合って見ましょう。
週5日働くなんて考えるだけで体が震える。そんな時はまだ無理して転職活動をする時期ではありません。ゆっくり休むことも重要です。
ずっと家にいることに罪悪感を持ってしまうのであれば、週1日から3日で働けるところを探したり、副業サイトに登録して収入を得るなど、無理なくできることから始めてみましょう。
無理なく過ごしているうちに、「ちょっと頑張ってみよう」「今を変えてみたい」と思え始めたらそれが本格的に転職発動をはじめるタイミングです。