未経験で放課後等デイサービスに転職して感じていることをまとめました。
放課後等デイサービス、通称「放デイ」とは、障害のあるお子さんの生活をサポートするお仕事です。
学校終了から帰宅までの時間を過ごしたり、休みの日には朝から1日を過ごす施設です。
なぜ働こうと思ったのか
私は正社員4社を経験し4社すべてで短期離職をしてきました。
うまく社会に適応でいずにいて、自分自身に障害があるのではないかと考えるようになりました。
【放課後等デイサービスに興味をもった理由】
・何度も転職をしてきて、自分に障害があるのではないかと感じるようになった
・本当に障害があるのかを確かめたいと思った
・障害があったとしてもいまさらどうにもならないので、今障害があって悩んでいる人のためになにかしたいと考えた
求人を見ていた時に、障害のある人が働く場所を広げる仕事を見かけました。
とても興味深かったのですが、住んでいる場所からは離れていたので応募は断念しました。
しかしその仕事を見たことをきっかけに、障害者のために働ける仕事があることに気が付きました。
近くで障害のある方に関われる仕事がないか探したところ、出会ったのが放課後等デイサービスでした。
働いてみて感じたこと
どんな人に向いているのか
向き不向きはかなり分かれる仕事です。
【向いてない人】
・相手の気持を考えられない
・思い通りにならないとイライラする
・こうであるべきという思い込みが激しい
大前提として、お子さんの立場になって考える必要があります。
「やれ」「いいから動け」で接しては、お子さんは絶対に動きません。
しっかり対話をすることが大切です。
また、思い通りに動いてくれないことにイライラしてしまう人も向いていません。
最悪の場合、虐待にも繋がります。
お子さんと接することを楽しめる人でないと続けることはできません。
厳しい書き方になりましたが、
実際はお子さんと接することを楽しめないならやるのがもったいないというのが本音です。
【向いている人】
・小さな変化に気づける
・小さな変化を楽しめる
・お子さんとの会話を楽しめる
メンタル的には楽な部分も多い
お子さんと関わるのは大変な部分がありますが、オフィスワークや営業などの一般的な会社に比べて、メンタル面で楽な部分もたくさんあります。
【放課後等デイサービスで働くメリット】
・納期がないため時間に追われにくい
・ずっと同じ作業の繰り返しではない
・運転好きなら運転していればいい
数字や時間が関わらないというのはかなり気楽です。
数字や時間が関係してくると、納期や効率を考えてイライラしがちになります。
放課後等デイサービスの場合は、お子さんにいかに安全に帰宅してもらうのかが重要になってくるので、効率よりも安全性重視になります。
私自身、放課後等デイサービスで働く前は営業などの数字の関わる仕事をしていました。
数字を扱うことに疲れきっていましたが、放課後等デイサービスで働くようになってから、数字での疲労がなくなり、メンタル的に楽になりました。
大人と話すよりもずっといい
子供は純粋なので思っていることを素直に伝えてくれます。悪意がないため、会話をしていて嫌な気持ちになることが少ないです。
大人は自分の利益や立場を考え、気持ちを隠すことが多いです。そこには悪意がこもっていることも多く、たったひとこと話しただけで疲れるなんてこともよくあります。
子供との会話は、大人より話すよりも精神的なストレスが少ないです。
転職時に求めていた条件
正社員で働いたことでメンタルがボロボロになったため、自分に合う条件で働けることを重視していました。
私が転職活動中に求めていた条件は次のようなものでした。
4ヶ月前の転職で求めた条件
・通勤時間30分以内
・週3日勤務
・勤務開始時間10時以降
・1日の勤務時間は最大6時間
・電話対応なし
・私服OK
・興味を持てそう「やりがい」「やりたいこと」は仕事に求めずに環境重視。とは言え、心を無にして働くのも無理だから、興味を持てそうなものを探した。
— うた@正社員が向いてない社会不適合者 (@ulovewriting) May 27, 2023
ぶっちゃけ、この条件に合う会社はほとんどありませんでした。
放課後等デイサービスの前にはやった「テスター」は近い条件で働くことができました。
ただ、繁忙期と閑散期の差が激しく、希望通りに仕事をさせてもらえないこともありました。
私が放課後等デイサービスを受けたときにも、週3日で希望を入れたけど週1日しか出勤がない。という状況でした。
応募するかはものすごく悩んだ
興味はあったのですが、いざ応募するとなるととても悩みました。
今まで子供と接してくる機会がなかったので、本当に向いているのか。
自分がやりたいことなのか。
気になる仕事リストに追加してから、3日ほど悩みました。
最終的は応募ではなく、体験をさせてもらうことにしました。
募集事項にも、応募だけでなく体験の記載があったためです。
体験を終えて、それでも働くはどうかは正直悩みました。
ただ、その時は転職活動中だったため、働いてみてからその先どうするか考えようと思いました。
働き方としても、条件と合っていたためです。
働いている人の特徴
正社員は週5日で働いています。
一方でアルバイト(パート)は月に1日程度の人から週に5日いる人まで様々です。
【働き方の例】
・週1日
・週3日運転のみ
・週3日施設内のみ
施設によっては、正社員の比率が多くほぼ全員が週5日で働いているということもあります。
未経験でも放課後等デイサービスで働けるのか
正社員で働きたいなら
未経験でも正社員になれるかは正直不明です。
資格として求められるのは、運転免許証です。
また児童福祉に付随する資格を持っていると有利になります。
パート・アルバイト
その会社の状況にもよりますが、未経験でも転職することができます。
ちなみに私は全くの未経験で転職しています。
資格としては、運転ができると喜ばれます。
学校から施設への送迎、施設から自宅への送迎で役立つためです。
ちなみに私は車の運転が好きではないので、「運転なし」で働かせてもらっています。
運転が求められるかどうかは、求人を出している会社で運転手が足りているかどうかでも変わってきます。
採用されやすさで言うならば、運転ができたほうが有利です。
また、時給としてもプラスになる可能性があります。
放課後等デイサービスへの転職の方法
アルバイトや派遣で働くことを目指すなら、バイトルなどの転職サイトを利用しましょう。
放課後等デイサービスで働くメリットには、「週3日でもOK」「平日は午後から」のように、自分のペースに合わせて日数や勤務時間を選べることにあります。
転職したいけど週5日はキツイという人にもピッタリです。
合う合わないがハッキリする仕事なので、まずはアルバイトや派遣で働いてみて、いいなと思ったら正社員を目指すのがおすすめです。
2年続けることで資格を取得でき、正社員になりやすい業界でもあります。
【続けることで取得できる資格】
児童指導員任用資格(2年以上従事&一定日数以上勤務)
正社員での転職を目指すなら
正社員を目指すのであれば、正社員の転職サイトを利用しましょう。
福祉系の転職サイトでも探すことができますが、基本は経験者が対象です。
福祉系の求人が多いジョブメドレーもおすすめです。
カテゴリーとしては、
「保育」▶「放課後児童支援員/学童指導員」
となります。