退職理由の伝え方をミスしてしまうとなかなか辞められない結果になってしまいます。
9回の短期離職を経験している私が、どのように退職理由を伝えているのかを紹介します。
メールがいいのか直接がいいのか
私の20代での退職を例に出すと、
直接伝えた回数 :5回
LINEで伝えた回数 :1回
どちらがいいのかは明確には言えませんが、直接伝えたほうが意志がはっきり伝わると思っています。
話すのが苦手な人は、まずメッセージで「辞めたいと思っているので話す時間をください」と送るなど、事前に要件も送っておきましょう。
LINEで伝えた時の状況
私の場合は、相手にいつか辞めると思われていたので、すんなり受け入れてもらうことができました。
当時は携帯ショップの店員として働いていて、エリアマネージャーにLINEを送りました。
直接伝えた時の状況
「辞めたいです」と事前に伝えて時間を作ってもらいました。
相手もこちらが何を伝えたいのか分かっているので、スムーズに本題に入ることができます。
伝えた当日に退職したことも
私は、辞めたいと伝えた当日に退職をしたことがあります。
その時は正社員の試用期間中でしたが、環境が合わずに長く働けるビジョンが見えませんでした。
また、先輩社員からパワハラを受けていて、メンタルが限界を迎えていました。
部署のトップの人に「もう限界で明日から来られない」と伝えました。私にパワハラをしてきた先輩社員は、他の新入社員の胸ぐらを掴むなどの行動をしたこともあったようです。
そのことから、私に対しても気を遣ってくれたようです。
メンタルが限界だったこともありましたが、「まともな仕事をまだやっていない試用期間なら、辞めても迷惑をかけないと考えた」「とりあえずで私を採用した感があり、試用期間終了後の立ち位置が不明瞭だった」という2つの理由が、辞める決断を後押ししてくれました。
退職理由を伝える時の注意点
まず第一として、辞めたいという意志をはっきり伝えることが重要です。
最悪なのは、
「止めればこいつは辞めなさそう」
と思われしまうことです。
何を言われても辞めると強い意志を持ち、相手に「止めても無駄だ」と思わせる必要があります。
「シフトを入れられももう来ません」ぐらいの強気の気持ちも必要です。
退職面談での注意事項
大前提として、「辞めない方がいい」「辞めたら転職に苦労する」という旨の内容は必ず言われます。この発言は言われたとしても、全て無視して問題ありません。
「そうだなよな。転職できなかったらどうしよう」と真に受ける必要は全くありません。
辞める気のない人は、今会社をやめようとしている人の気持を理解できません。
また、止めるような発言をしてくる人のほとんどは、転職経験がありません。
それなのに転職は難しいと勝手に決めつけて、止めるための理由として使ってきます。
何を言われようとも、最終的に辞めるかを決めるは自分自身です。
もし辞めることを止められて、辞めない選択をして後悔することになったとしても、止めた人は責任を取ってはくれません。
辞めるのを止めるのは、その相手の自己満足です。相手にする必要はありません。
自分の意志を最後まで押し通しましょう。
退職理由の伝え方
私が実際に言った退職理由は、
・合わないので辞めます
・他にやりたいことができた
・電話をするのが無理になった(コールセンター)
というのが主な内容です。
人間関係が原因で辞める時は
状況次第では、ありのままに伝えて問題ありません。
試用期間中に辞めた時には、「◯◯さんに△△されて限界です」と伝えています。
実際の会話の流れとしては「明日から来るのはもう無理です。辞表も用意しました」と伝えて、そのあとヒアリングをされました。
辞める原因となった人は、他の人が入社した時にも「胸ぐらを掴む」などの問題行動を起こしていたようで、私が問い詰められることはありませんでした。
別のケースとして、辞めると伝えるべき相手が辞める原因である場合です。
さすがに「あなたが原因で辞めます」とは言えません。
私もこのケースを経験したことがありますが、あえて辞める理由は伝えませんでした。
下手に理由を言うと、問い詰められたり、自分勝手に解釈されて、退職を先延ばしにされてしまう可能性があるためです。
実際に伝え方としては「辞めます」以外のことは伝えていません。
何を言われても笑顔で流し、「説得しても意味がない」と思われるようにしました。
仕事内容が原因で辞める場合
「もっとやりたいことができた」と伝えておけば、大抵はなんとかなります。
やりたいことの内容は必ず聞かれるので、いま興味を持っている仕事について話しましょう。
ここで重要なのは、次に何をやりたいのかではありません。
次の仕事を伝える目的
「今の仕事内容をもうやりたくありません」
「興味がなくなりました」と間接的に相手に伝える。
仕事への意欲がないと伝われば、渋々ながらも承諾されることがほとんどです。
それでも聞いてもらえないなら、「明日からもう来れません」「シフトを入れられてもいいですが、もう出勤はしません」と言うなどして、本気であることを伝えましょう。
円満退職を目指さなくていい
辞めさせてもらえない人の特徴として、「キレイに辞めようとしている」ということがあります。
よくしてもらった人のことを思い出して気を使い、迷惑をかけないようにと考えて辞めようとするパターンです。
ぶっちゃけた話、キレイに辞めることに意味はありません。
一度辞めた会社に再び関わることはほとんどないからです。
私は9回短期離職していますが、辞めたことに関わったことのある会社は1社だけです。
また辞めてから何かしらのトラブルが起こったとしても、知るよしもありません。もし知ったとしても、全く関係のないことです。
辞めた人が原因でトラブルが起こったこと自体が、その会社の責任です。
辞めてから悪口を言われてもどうでもいいことです。
辞めたいと思わせる会社に問題があると考えています。
ただし、転職で目指すものによっては円満退職を目指しておいた方が安心です。
円満退社を目指すべき状況
・閉塞的な業界で同業種に転職する場合
・転職後に何かしらの形でその会社と関わる可能性がある
このふたつが円満退社を目指すべき状況です。
転職先が全くの異業種であれば、今の会社との関係を気にする必要は全くありません。
辞めたいと伝えて、1日で辞めた会社がありますが、辞めてから連絡が来ることもなければ、何かしらの不都合が発生したこともありません。
バックレ退社をする時の注意事項
嫌で嫌で仕方ないからもう二度と行きたくない。
そう思って急に辞めるのもなしではありません。
その場合は、貸与品は会社に置いてきましょう。
貸与品の例
・カードキー
・携帯電話
・PC
貸与品を持ってきてしまうと、返却のために会社にいかなければいけなくなってしまいます。
書類を書いてほしいと言われる場合もありますが、書類だけであれば最悪郵送で済ませられます。
しかし、大事なものや大きなものを貸与品で持っていると、郵送だけでは済ませられません。
少しでも会社に行く回数を減らすために、貸与品は置いてきましょう。
どうしても自分で伝えられないなら退職代行
近年は辞めたいけどなかなか辞めさせてもらえない。
辞めたいと伝えることに抵抗がある。
という方のために、退職代行サービスが増えています。
退職代行を使って辞めると決めたら、バックレ退職の時同様にもう会社に行かなくていい準備をしておきましょう。
せっかく退職代行を使って辞めても、また会社に行く必要がでてしまってはもったいないです。
まとめ
退職する意志を伝える時には、何を言われても辞めるとはっきり伝えましょう。変にごまかしたりすると、相手に辞める意志が弱いと思われてしまい、辞めることを先延ばしにされてしまいます。
辞めることを伝える時には、メールやLINEでも問題ありません。ですが最終的には会って話すことになることがほとんどです。話すのが苦手と感じている人は、メッセージのやり取りの中に辞めたい理由を書いておきましょう。
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