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未経験でテスターに転職した体験談

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未経験でテスターに転職して感じたことをまとめました。

ゲームのテスターなどテスターの仕事に興味がある方は、ぜひ読んてみてください。

目次

テスターとは

テスターとは、販売前の商品やゲームに触れて、問題がないかをテストする仕事です。

問題があるかどうかの判断基準としては、「製作者が意図した動作になっている」「ユーザー目線で考えた時に、違和感がある」の2点です。

テストするものの種類

私が経験したものは、カメラの撮影に利用するアプリ・Webサイトのリンクや文字のチェック・リリース前ゲームのチェックです。

これ以外にも、安全規格を取得した商品のチェック・車載器の動作チェック・動画サイトの配信アプリなどテストをするのものは多岐にわたります。

テストするものが変わっても、基本的にやるべきことは変わりません。

未経験でテスターに挑戦した理由

自分のペースでまったりやれる仕事を探していたことがきっかけでした。

求人を見ていたときにテスターという仕事の存在を知り、興味を持ちました。

テスターの仕事には、「同じことを何度も繰り返す」「長時間同じことをやり続ける」とイメージを持っていました。

プライベートでも長時間PCを触ったりスマホのゲームをすることが多いので、向いているんじゃないかと考えました。

面接での志望動機

私が面接で言った志望動機は、次のような内容です。

【テスターの志望動機】
・ゲームをするのが好きで、同じ作業をするのことに慣れている
・テスターは同じことを繰り返すイメージが合ったので、向いているのではないかと思った
・何時間パソコンの前にいても苦にならない

ニコニコ動画を12年以上利用していたり、3年以上プレイしている人気ゲームがあったため、それらもアピールポイントとして効果的でした。

未経験テスターに求められる能力

テスターの求人の多くは

・未経験OK
・PC操作に慣れてなくてもOK

のようになっています。

実際に働いてみて未経験に必要だと思ったのは次のような能力です。

【未経験テスターに求められる能力】
・長時間同じ作業をできる
・手順書を読んでその通りにできる
・理解できないことは聞くことができる
・タイピングやエクセル操作に慣れている
・決められたフォーマットで結果報告を出来る

PCの操作については、私が働いたところでは3日ほどの研修があって教えてもらうことができました。

しかし、実際に業務をやっていくとそれだけでは足りないこともあるので、パソコンに慣れていたほうが仕事をやりやすいのは間違いありません。

テスターで成長するために必要な能力

実際にテスターの仕事をやった中で、この能力があると仕事がスムーズだと感じたことをまとめていきます。

【未経験者に求められること】
・テストするものに日常的に触れている
・テスト対象が趣味や仕事に関係するもので、知識がある
・同じことを繰り返すことに抵抗がない
・同じ行動でも、違う目的を持ってできる
・起こったことが、なぜそうなったのかを手順を追って説明できる

テストするものに対して知識がある

テストするものに問題があるかの判断基準のひとつに、「ユーザー目線で見た時に、違和感がある」というものがあります。

例えばこれは、似たようなジャンルのAというゲームではこうなっているけれど、テストしているBというゲームでは仕様が異なり、分かりにくい。

Bというゲームで過去にイベントではCだったけれど、今回のイベントはDになっている。などです。

これらは、テストするもののことを知っていて、はじめて成立します。違和感のあるかないかを判断するのに、ゲームの上手い下手は一切関係ありません。ただ知っていれば大丈夫です。

同じことを繰りかえすことに抵抗がない

テスターは同じ作業の繰り返しになります。長く続ければ続けるほど、同じ作業をすることが増えています。

「PCの前に何時間座っていも大丈夫」「スマホを何時間触っても気にならない」「同じ作業をやり続けても飽きない」という方はテスターに向いていると言えます。

同じ行動でも違う目的を持ってできる

作業内容は同じでも、求める結果が違うことがあります。

例えば、お店でアイテムを買うという行為ひとつでも、「正しい個数買えるのか」「正しい金額で買えているのか」「購入したアイテムの所持数は増えているのか」など、チェックする項目は複数あります。

これらは基本的に、ひとつひとつ順番に確認していきます。

1回目では正しい個数を買えるのかの確認、2回目では正しい金額で買えているのかを確認と言った感じです。

お店でアイテムを買うという行為を何回も繰り返し、それぞれ違う結果を得ています。

なぜそうなったのか説明できる

いつ予想外の動作が起きるか分かりません。指示された手順以外の方法で、急にバグが発生することもあります。

そんな時は、なぜその事象が起こったのかを説明できる必要があります。

テスターの仕事がずっと募集されている理由

長く求人サイトに登録していると「この企業ずっと募集しているな」と思う業界があります。

テスターもそのひとつです。ずっと募集をしている理由としては、人の出入りが激しいことがあります。

これは実際に採用担当の方と話をしていた時にも話していました。

テスターの仕事で人の出入りが激しい理由について、実際に現場を見た経験から考えてみます。

募集内容とのギャップがある

募集内容にはゲームをできればいい。ゲームをやっていればいいと書かれていることがほとんどです。もちろんこれは嘘ではありませんが、実際には他にも最低限必要な能力があります。

そのひとつがエクセル・スプレットシートを使えることです。ゲーム資料はエクセルで作られていることが多く、扱い慣れていない人は、テストをするところまでたどり着けません。

ゲームが好きなことに加え、エクセルを最低限扱えることは、長く続ける条件になります。

給料が安い

テスターの仕事は最低賃金での募集がほとんどです。たまに時給が高い募集もありますが、そのほとんどが経験者募集のものです。

どうせ長く働くならば、給料が高い方がいいと考えるのが自然です。また、テスターの仕事は都内の特定の駅付近に集中していることがほとんどです。

そのため通勤時間が長い場合は、「わざわざ時間をかけて低い賃金のところに働きに来ている」状態になります。もし近場で、給料が高くてもっとよさそうな仕事があれば、そちらに惹かれるのは自然なことです。

テスターの仕事をする上で絶対にやってはいけないこと

情報漏洩

発表前の情報を扱うことをもあるので、情報を外に出すのは厳禁です。場合によっては、賠償金の支払いを求められます。

情報漏洩は賠償金の支払いもそうですが、それ以上に製作者やゲームプレイヤーへの冒涜とも言える行為です。製作者はプレイヤーに喜んでもらうために、意図的に情報を小出しにしています。

そしてプレイヤーは、得た情報からどんなイベントやキャラクターが来るのかを予想します。

情報漏洩はこの信頼関係を踏みにじる行為です。絶対にやめましょう。

まとめ

テスターにはじめて挑戦する人に求められるのは、「テストする商品のことを知っているか」「同じ作業を繰り返しても抵抗がないか」です。

テスターの仕事は、長く続ければ続けるほど、同じ作業をする回数が増えていきます。

はじめてテスターに挑戦する人に対して、ゲームの上手さが求められることがあまりないので、好きなものを扱えそうであれば、どんどん応募していきましょう。

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