やりたかった仕事は、仕事への期待値が上がりがちです。そのため、思っていた内容と違っているとすぐに辞めたいと思ってしまいがちです。
この記事ではやりたい仕事をやれたはずなのに、辞めたいと感じる要因と対処法についてまとめました。
やりたかった仕事を辞めたいと感じる要因
「実際にやってみたら思っていたのと違う」「思っていた以上にきつい」と感じたら辞めたいと感じる要因になります。
【辞めたいと感じる要因】
・理想とのギャップ
・適正がなさすぎた
・体力的にきつすぎる
・精神的にきつすぎる
理想とのギャップ
やりかった仕事であれば「こんな風に働きたい」「こんなことをやってみたい」と思って入社することがほとんどです。
期待が大きくなりがちなので、思っていたことをやれないと辞めたいと感じてしまいます。
未経験の仕事ほど入社前と入社後のギャップは大きくなりがちで、辞めたいと思う要因になります。
適正がなさすぎた
やりたい仕事と適正が必ずしも一致しているとは限りません。
過去の私はオフィス系の仕事をやってみたいと思って転職したものの、合わないと感じました。
【適性がないと感じた理由】
同時にやらないといけないことが多すぎて無理だった。
ひとつのことをじっくりやる方が向いていて、適性がなかった。
これは自分では非常に気が付きにくく、周囲に言われてはじめて気がつくことも多いです。
体力的にきつすぎる
「勤務時間が長すぎる」「休憩時間がない」「連勤が多い」「休みがない」などの条件が重なると、体力的にきつくなってきます。
考える暇もないほど忙しいのは、働いていてつらすぎます。
物理的な忙しさは、長く続けても改善される見込みはありません。
「一生きつい仕事をするのは無理」「10年後に体力が落ちたら続けられる気がしない」と想像した時に辞めたいと思いがちです。
精神的にきつすぎる
新人なのに何も教えてもらえない。
自分で全部なんとかしないといけない。
という職場では精神的にきついです。
いくらやりたいという意欲があっても、知識不足や経験不足はどうしようもありません。
やる気は聞ける人がいてはじめて効果を発揮します。
やりたい気持ちだけあっても現実的に働きにくい環境は長く続けることが難しいです。
前職のトラウマを引きずっている
やりたいと思っている感情自体が、実はやりたいではなかったということもあります。
これは転職時によく起こります。
前の仕事でつらいことややりたくないことができ、それをできるだけやりたくないと思って転職すると適正のない仕事を選んでしまいがちです。
私は接客の経験がありますが、「相手のためにならないものを買ってもらわないといけない」ことに耐えられずに退職しています。
そして「人と接するのに疲れたから人と接しない仕事を選びたい」と思ってオフィスワークを探しました。
オフィスワークでは、複数のことを同時にやらないといけない場面が多く、ひとつのことしかできない私には合っていませんでした。
頑張って続けてはいましたが、辞めたいという気持ちは常にありました。
辞めたいと思ったらどうすればいいのか
辞めたいと感じている理由によって選択肢は変わってきます。
【辞めたい理由の例】
・スキルや経験が足りない
・適性がない
スキルや経験不足が原因なら
スキル不足や経験不足を感じているのであれば、すぐに辞めない方がいいです。はじめて仕事は覚えることばかりで大変です。
特に最初の3ヶ月は、死後についていくだけで疲れてしまいます。
しかし、スキルや経験は仕事をしていく中で身につけることができます。
必死にやっていくうちに、最初は無理だと思っていたこともできるようになっていきます。
適性がないと感じたら
長く続けてたからと言ってどうにもならない場合もあります。
私の場合は苦手なことが多く、ひとつでも求められると仕事を辞めたいと感じはじめます。
【苦手なこと】
・暗記
・複数のことを同時にやる
・自分のペースでしか仕事をできない
これが原因で働きにくいと感じる環境があります。
【働きにくい環境】
・専門用語が多く、複数のことを同時にやらないといけない仕事
・タイムスケジュールがシビア
この条件に該当してしまうと、やりたかった仕事でも無理だと感じてしまいます。
やりたかった仕事だけど辞めた体験談
仕事の内容
過去にゲーム運営のサポートの仕事をやったことがあります。元々ゲームが好きで、当時はゲームのデバックの仕事をしていました。
そしてたまたま縁があり、ゲームの運営側の仕事をさせてもらえることになりました。ですが、、、1日目で無理じゃんとなりました。
【無理だと感じた理由】
・未経験なのに専門用語ばかり使われて理解ができない
・スピード感を求められた
・スピード感を求められるのにミスを許されない
あまりに合わない環境に直面し合、精神的に追い詰められていきました。
最終的にどうなったのか
「働くのが無理」「この仕事が無理」を通り越して、、「働くぐらいなら死んだほうがまし」となってしまいました。
もしこのような心理状態になったら、無理に続けない方が良いです。
仕事へのトラウマができてしまい、働くこと自体が嫌になってしまうためです。
今後、何年・何十年と働くことを考えた時に、たった一社のせいで働けなくなってしまっては最悪です。
【辞める選択をしていい会社】
・適性がなさすぎて長く続けても適応できない
・精神的にきつすぎる
この条件に該当する会社は、辞めても後悔することはありません。
むしろ辞めずに続けるほうがつらくなってしまいます。
やりたい仕事が思い込みのこともある
転職したいと思うということは、その時の仕事に何かしらの不満を持っています。
その不満から逃げ出すために「興味のある仕事で働きたい」「楽しい仕事をしたい」と思って仕事を選ぶと失敗します。
感情に流され、まったく適正のない仕事を選んでしまうこともあります。
私が過去にやりたい仕事に転職しても辞めてしまったのはこれが原因でした。
やりたい仕事に転職できた場合、その仕事への期待値が高くなっています。その分思っていたのと違う部分があると、すぐに辞めたいと思ってしまいます。
仕事はやる気だけで続けることは難しいです。やる気がなくなっても続けられるように、「通勤時間」「苦手な業務が少ない」など環境重視で選ぶのがおすすめです。
無理せず辞めることも必要
やりたかった仕事をできたとしても、必ずしも自分に合っているとは限りません。
辞めたい理由が「適性がなさすぎる」「もう死にたい」であれば、辞めることも選択肢に入ります。
もし「スキル不足」「経験不足」が辞めたい理由であれば、もう少し頑張って続けてみましょう。
仕事をしていく中でスキルや経験は身につきます。
長く続けることで今の悩みが改善される可能性が高いです。
辞めたいけど言い出せないなら
面接でやる気をアピールしていると、いざ辞めたいとなった時にとても気まずいです。
もし自分で辞めると言いにくい。
辞めるところまで話を持っていける気がしない
と感じているのであれば、退職代行を利用してみましょう。
【退職代行を利用するメリット】
・最短即日で辞められる
・自分で退職のことを伝えなくていい
・もう会社に行かなくていい
・書類面の手続きもやってもらえる