定年まで働きたいと入社した会社を「価値観の全否定」「パワハラ」などの理由で試用期間中に辞めました。
試用期間中に辞めるのは気まずいと感じていたので、せめて1年は働きたいと思っていたのですが、1ヶ月ちょっと続けるのが限界でした。
【試用期間中に辞めるのが気まずい理由】
・採用してくれた会社に申し訳なさを感じる
・教育担当に申し訳なさを感じてしまう
・2年は働けろという風潮があるので試用期間に辞めるのは後ろめたい
・辞めた後に親や友人になんと話したらいいのか分からない
私は試用期間が3ヶ月ある会社を1ヶ月とちょっとで辞めたことがあります。
辞めたのは辞めると伝えた即日で、次の日から出勤することはありませんでした。
辞めたことで、メンタルの不安から解放され、ようやく落ち着くことができました。
試用期間中に辞めた体験談
パワハラを受け、メンタルが限界になったためでした。
その会社は所謂家族経営の会社で、言われたとおりにやるのが絶対でした。
私のいた部署は、本社から離れていたので、社長一族に会うことはありませんでした。
ですが、会社に恩義を感じている先輩社員がいて、彼は会社のためならなんでもする。身も心も時間も捧げて頑張る。
というタイプでした。
私にも会社のやり方に合った方法や考え方を強制してきました。
ですがそのやり方や考え方が、何一つとして私には合いませんでした。
試用期間中に辞めた理由
その会社でのやり方が私には合いませんでした。
正確やスキル上無理だと感じ、別のやり方を提案されましが即却下、価値観を全否定されたこともあります。
【試用期間中に辞めた理由】
・暗記が苦手なのに商品知識の丸暗記の強要
・プライベート時間の使い方にまで干渉
・下ネタの強要
・研修も終わっていないのに自分でやることを見つけろ
商品知識の暗記
私は暗記が大の苦手です。
単語で言うならば、普通の人が20個ぐらいを覚えられる時間で、1個覚えるのがやっとなレベルです。
そのため、単語を忘れないように、必要なことはメモを見ながら話すようにしていました。
ですがこの会社では、商品の説明を丸暗記することを強制してきました。
暗記が苦手なのでメモを見て話したいと伝えもしましたが「根性が足りない」「やる気が足りない」と言われただけで、受け入れてもらえませんでした。
気持ちだけで覚えられるのであれば、今まで苦労してこなかったのですが……。
プライベート時間の使い方の強要
知らないことや話題があれば、調べて来て会話に加われるようにするのが当たり前と言われました。
具体的な内容はおぼえていないのですが、当たり前のことをいかにも凄いことのように言っていたことだけは覚えています。
興味のあることであればいくらでも調べるのですが、当たり前すぎて興味が湧きませんでした。
下ネタの強要
私は下ネタが苦手でした。
ですが、「下ネタもコミュニケーションだ」と言って下ネタへの参加を強制されました。
何も言わないでいると「なにかあるだろ」「ないわけないだろ」と発言を強制されました。
何も分からないのに自分でやり方を見つけろ
本来は本社で研修があったのですが、緊急事態宣言が出た影響でなしになりました。
代わりに、配属された支社内で何かをしなくてはなりませんでした。
ぶっちゃけ言うと、その支社の人は私がなぜ採用されたのを理解していません。
人が足りないと感じていたわけでもないので、邪魔者扱いをされていた感もありました。
いる以上は仕方ないからと、頑張って仕事を探しているような状況でした。
無理やりひねり出しているので限界があり、私に対して「仕事を見つけろ」「やりたいことを見つけろ」と言われました。
楽しい職場ならいくらでもやりたいことは見つかったかもしれませんが、そもそもとして合わないやり方を強要されていたので、自分から仕事を増やす気は起きませんでした。
試用期間で辞めた決め手
調べて分かる業務内容でない
仕事の内容が調べて分かるものでないため、分からないことは先輩社員に聞く必要がありました。
私の苦手な部分を理解してくれる相手ではないため、このまま関わり続けるのは無理だと感じました。
苦手な先輩社員と毎朝一緒になった
緊急事態宣言が出た影響で、電車での出勤がNGになりました。
仕事上、ひとりに一台車が割り当てられていましたが、私は入社直後だったのでまだありませんでした。
そのため、パワハラをしてきていた先輩社員が朝、私を迎えに来るようになりました。
乗車時間にして約15分ほどでしたが、全く会話はなく、気まずい空気が流れてしまいた。
これはあとで知ったのですが、「ムカついたから途中で下ろそうと思った」こともあるようです。
まだ引き継ぎ前だった
仕事を引き継いでしまったら辞めにくくなると考えました。
幸いにも先輩社員の仕事引き継ぐ前だったので、今なら辞めても誰も困らないと辞める決断をしました。
すぐ辞めた方法
「もう明日からは出勤できない」ということを伝えて即日で辞めさせてもらいました。
もしダメだと言われていたら、次の日からバックレるつもりでいました。
試用期間中だったので「引き継ぎが発生しない」というのがすぐ辞めることを後押ししてくれました。
ただし、言ってすぐ辞められるという会社はかなり稀です。
「辞めさせて貰えそうにない」「自分で伝えられる自信がない」というのであれば、退職代行を使うのも手です。
”退職代行とは、人の命を救うサービス”をモットーに、19年以上続く老舗のサービスです。
退職代行だけでなく、いい転職先を見つけるところまでサポートしてくれます。
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実績 | 転職サポート | 価格 |
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試用期間で辞めて気まずさは残ったのか
辞めて気まずさは一切ありませんでした。
むしろ、辞めてよかったと心から思っています。
また、賠償金などは特に要求されることはありませんでした。
ただ、パワハラを受けたことでメンタルにダメージが残り、約1年間引きこもりになりました。
その後の転職活動で、試用期間で辞めたことが悪影響を及ぼしたことはありませんでした。
面接を受けていて感じるのは、「辞めた事実」よりも「辞めた理由の伝え方」が重要だということです。
きちんと伝えることができれば、転職活動で影響を与えることを最小限にすることができます。
辞めて後悔はない
私は試用期間中の2ヶ月目に辞めています。
これは短期離職に該当します。
「短期離職をすると後悔をする」と言う方もいますが、この時の短期離職についていは全く後悔していません。
自分の中で辞めたことに納得しているからです。
むしろ辞めていなかったら、確実にメンタルがだめになっていて、命を断っていた可能性すらあります。
こう言う話をすると、「そんなわけないじゃん」と冷やかしてきたり、ドン引きする人がいますが、私は至って本気です。
現に辞めた後の1年間は引きこもりになり、会社で働くぐらいなら死んだほうがマシとすら思っていました。
自分がツライなら、周りがどう思うかは関係ありません。
自分の感情は他人に決められるものではありません。
無理なものは無理。
それで大丈夫です。
今の会社にいると……
このまま続けたらメンタルがダメになる。
この会社にいても得られるものがない。
続けたら後悔する。
思い当たる要素があるなら、試用期間中であろうと辞めることを考えていいです。
ただし即決は危険です。
辞める前にやるべきことはやっておきましょう。
すぐに辞めたくなった時の注意点は別記事でまとめているので、ぜひ読んでみてください。
辞めたいと感じたら考えてほしいこと
試用期間に辞めるのが気まずいと感じる理由
試用期間中に辞めるのが気まずいと感じる理由はいくつかあります。
辞めることに気まずさを感じているあなたに考えてほしいのは、
誰のために辞めるのかということです。
あなたの人生は一度きり。
会社に気まずさを感じて辞められず、
そのまま何年も続けて後悔したとしても、会社は責任をとってはくれません。
辞める理由が、自分を守るためであれば、会社に気まずさを感じる必要はありません。
【辞めていい状況】
・環境が合わずにメンタルがボロボロ
・残業が多くて体力は持たない
・業務内容が聞いていた話と全く違う
会社に気まずいと感じる対処法
会社を辞めた後に、その会社の人と再び出会う可能性はほとんどありません。
私はこれまでに10社近くで働いていますが、辞めてから関わりのあった会社は1社しかありません。
自分がやめた後にその会社がどうなったか知りません。トラブルが起きた可能性もありますが、文句を言われたり、賠償金などを請求されたこともありません。
辞めた後に文句を言われている可能性は否定しませんが、いないところで何を言われたところで関係ないと考えています。
辞める瞬間は気まずさもあるかもしれませんが、その瞬間だけのことです。
むしろ、試用期間中に辞めることに気まずさを感じ、メンタルがボロボロになりながらも無理して働くほうが良くないと考えています。
その会社が合わないと感じたら、1週間、1ヶ月と頑張ったところで、合わないものは合わないです。
試用期間は3ヶ月ほどなので、その期間に辞めたところで、会社には大きな影響はありません。
辞めたいと感じているあなたが入社する前の状態に戻るだけです。
会社の都合よりも、自分の気持を守ることを優先していきましょう。
家族や友人に気まずさを感じる時の対処法
家族関係や友人関係はそれぞれなので、明確な対処法はありません。
そのためここで書くのは、あくまで一個人の意見です。
当てはまりそうな人はそのまま受け止めていただき、
違うなと思ったら「こんな考え方もあるんだ」ぐらいに思っておいてください。
前置きをしたので、ど直球に私の意見を書くと、
「自分の選択を否定する人とは関わる必要はない」
と思っています。
会社と辞める選択をしたとして、
「本当に辞めていいのか……」「辞めてそのさき大丈夫か……」と辞めるまでに様々な葛藤があります。
一言で「辞めた」と言っても、
その裏では言葉で表現しきれない苦労があります。
それを無視して、
「なんで辞めたんだ」
「辞めないほうが絶対に良かった」
「2年以内に辞めるなんてありえない」
と言ってくるような人の言葉に耳を傾ける必要はありません。
あなたの人生はあなただけのものです。
時には他の人の意見を聞くことも大切ですが、
「こうする」と決めたのであれば、
それを否定する意見はすべて無視するぐらいの気持ちがあっていいです。
試用期間に辞めるのが気まずいなら
気まずい理由を考えてみる
試用期間に辞めるのが気まずいと感じていなら、なぜ気まずいのか考えてみましょう。
気まずいと感じがちな理由としては、次のようなものがあります。
【気まずさを感じる理由】
・せっかく採用してもらったことへの後ろめたさ
・「2年以内に辞める=悪」と思っている
・みんな必死に働いているから言いにくい
・仕事を教えてもらっているのに、全然できなくて申し訳ない
・人がいいから言いづらい
これらはすべて、会社に対する申し訳なさから来ています。
もし会社のために働き続けたいと思うなら、頑張って働いたほうが賢明です。
ただし考えてほしいのが、会社を辞めるのは誰のためであるかです。
【会社を辞めようと考える理由】
・自分のメンタルがキツイ
・体力が持たない
・これ以上続けたら鬱になる
・もう鬱になっていて朝起きるだけつらい
これらが辞めようと思う時の主な理由です。
つまりは、辞めるという行為は自分のために行うことです。
会社のために一生働きたい。そんな強い気持ちがある人を除けば、「自分>会社」で優先すべきです。
試用期間に辞めたいと思わせるのは会社が悪い
辞めることへの気まずさがあるなら、全部会社のせいにしましょう。
【辞める気まずさを感じる時の考え方】
自分の心を守ってくれない会社が悪い。
無理な仕事をさせてくる仕事が悪い。
これぐらいのスタンスでいていいです。
試用期間中であれば、重要な仕事を任される可能性が低く、辞めても会社へのダメージを少なくて済みます。
仮に重要な仕事を任されていたとして、気にしなくて大丈夫です。
辞めたとしても、あなたが入社する前……つまりは、1ヶ月・2ヶ月前の状態に戻るだけです。
そんな短期間では、業務内容が大きく変わることはありません。
そのため、前に担当してた人の元に仕事が戻るだけなので、会社としてもそれほど困りません。
試用期間中に辞める気まずさを感じなくていい一番の理由
試用期間はお試し期間である
「試用期間が終わったらそのまま働く」みたいな風潮がありますが、ただの社会の押しつけです。
試用期間はお試し期間でしかありません。
企業がこのひとが大丈夫か判断する期間ですが、同時にあなた自身も「この企業で働いて大丈夫か」を判断しましょう。
お互いに決定権があります。
数ヶ月働いただけで無理だと感じる職場であれば、あと何ヶ月・あと何年働いたとしても無理なままです。
思い切って早めに判断して、もっと自分に合いそうな場所を探す選択もありです。
試用期間中で辞めると言いにくいなら
辞めると決めたものの、自分の口からは言いにくい。
そう感じているのであれば、退職代行を利用するのも選択肢です。
過去に私がいた会社でも、電話で辞めると連絡が来て、あとは貸与品を送ってそのまま辞めた人もいました。
近年では20代で短期離職する人も増えているので、20代で退職したい人向けの「低費用」で「確実に退職がしたい」方向けのサービスも出てきています。
退職代行を選ぶ時には労働組合法人を利用しましょう。
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転職活動での辞めた理由の伝え方
面接の場では、「契約期間の都合で辞めた」と伝えると効果的です。
試用期間が3ヶ月であったのであれば、3ヶ月の期限が来て辞めたと話しましょう。意外と納得してくれる面接官は多いです。
試用期間で辞めた会社に対して、「なぜその会社で働いたのか」「なぜその業種に興味を持ったのか」などを伝えるとより効果的です。
「こういう条件は自分に合わない」と知れただけで、試用期間だけ働いた価値があります。その経験を次の転職活動に活かしていきましょう。
まとめ
合わないと思ったら試用期間中に辞めるのは、あなたのためであり、会社のためでもあります。
無理な仕事を頑張って続けても、精神的にダメージを受けるだけです。
また会社側目線で考えた時に、早く辞めてもらったほうが、業務を元の担当者に戻しやすいです。
2ヶ月・3ヶ月程度で業務が戻るのであれば、あなたがいたこと・辞めたことは、何事もなかったかのように忘れられます。
辞める時には文句を言われるかもしれませんが、自分のために辞めるのであれば、一切期にする必要はありません。
無理に続けてメンタルが崩壊しそうであれば、自分の心を守ることを優先しましょう。
試用期間はあくまでお試し期間です。
そのまま続けるのが当たり前みたいな風潮がありますが、それは社会の押し付けです。
自分を守るための選択をしましょう。
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