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転職を繰り返すのって病気なの?ジョブホッパーとは

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転職を繰り返したからといって病気であるとは限りません。今の会社が合っていなくて精神的に追い込まれてしまっている可能性だってあります。

「自分で気がついていない」「気づかないようにしている」だけで精神的に追い込まれてしまっていると、できるはずのこともできなくなってしまいます。

私が精神的にヤバいと気がついたのは9社目を辞めたタイミングでした。それまでは転職しなきゃという気持ちばかりが焦り、自分の気持ちを向き合うことをしていませんでした。

転職を繰り返すのには理由があります。もちろん病気が原因のこともありますが、合わない環境や働き方を選んでしまっていることも十分に考えられます。

この記事では、転職を繰り返してしまう要因と対策をまとめました。

目次

転職を繰り返すのは病気なのか

転職を繰り返すからといって病気とは限りません。

短期間で転職を繰り返す人は一定数いて、ジョブホッパーと呼ばれます。

【ジョブホッパーとは】
短期間で転職を繰り返す人のことを指します。
また短期間とは「3年以内での転職」を一般的に指します。

ジョブホッパー自体は病気である証明にはなりません。

私はこれまでに10社以上で働き、2年以上働いたのは1社だけ。自分自身がジョブホッパーだと感じています。

転職を繰り返した要因

私が転職を繰り返した要因は、性格や考え方が社会の求める普通と合っていなかったことだと考えています。

【社会の求める普通】
・週5日8時間働け
・正社員で働け
・上司の指示は絶対
・会社のためという考えを持て

私は正社員4社を経験しましたが、すべて2年未満で辞めてます。

2年未満で辞めた理由としては、「会社のためという帰属意識を持てない」「上司の指示でも疑問があったら従わない」という点がありました。

社会人として求められる当たり前ができなり原因としては、私自身が発達障害であることがあると考えています。

発達障害だと感じている理由

【発達障害だと感じている理由】
・単語を覚えられない
・基準が明確でないと行動に移せない
・情報量が多いと頭の処理が追いつかずに固まってしまう

周りに人は普通にできるのに自分にはできないことがあると感じたら、発達障害の可能性があります。

私は現在、障害のあるお子さんと関わる仕事をしています。児童と接しながら自身の過去のことを思い返し、障害があったのだと感じることが多いです。

発達障害の傾向がある場合、普通のことをできて当たり前で求められる職場は働きにくいと感じます。「なんでそんなこともできないんだ」の押しつけをされるためです。

普通の人が当たり前だと感じていることを当たり前に思えず、発言をするたびに場の空気が静まり返るなんてこともあります。

転職を繰り返す要因

私が短期離職を繰り返した要因は、主に3つあります。

【短期離職を繰り返す要因】
・自分がどんな働き方をしたいのか分かっていなかった
・自分が何をしたいのか分かっていなかった
・仕方なく仕事を選んでいたから、少しでも嫌なことがあると辞めてしまう

働かないといけないから仕方なく働いている。周りが働いているから、同じ様に自分も働かないといけないと思っていた。

これが短期間での転職を繰り返した大きな要因でした。

この他にも短期離職を繰り返しやすい人の特徴としては、次のようなものがあります。

【短期離職を繰り返しやすい人の特徴】
・自分の気持ちを伝えるのが苦手
・相手に言っていることを理解するのに他の人よりも時間がかかる
・他に人の感情で気持ちが左右されやすい

自分の気持ちを伝えるのが苦手

仕事においてコミュニケーションは必須ともいえる項目です。そのため、自分の気持ちが苦手だと思ったことを伝えられずに悩むことになります。

相手が話をじっくり聞いてくれるならいいですが、ほとんどの場合は言いたいことだけを伝えてくれと求められます。そういう対応のする人が上司になると、報告することがつらくなり、辞めることにつながります。

相手に言っていることを理解するのに他の人よりも時間がかかる

私は仕事をしていて、「なんでその説明で他の人は分かるの?」と感じることが多くあります。

明確な基準を与えられなければ行動に移せず、確認しようとして面倒くさがられたこともありました。

やり方を明確に伝えられないと仕事をできない場合は、仕事を辞めてしまいがちになります。

他に人の感情で気持ちが左右されやすい

自分に対してでなくても、きつい言葉が聞こえてくるとメンタルが落ちてしまいます。

失敗しないようにしようと思い、簡単な作業でもミスをすることもあります。

感情の変化の大きい人のいる職場では働きにくいと感じてしまいます。

短期離職につながった価値観の相違

世間の求める普通に答えようとした結果、短期離職を繰り返したと考えています。

世間の求める働き方の条件は主に3つあります。

【世間の求める普通の働き方】
・正社員
・週5日
・1日8時間

この3つが当たり前と教えられていたため、他の条件の職場で働くことを考えようとしませんでした。

条件のなかで自分に合いそうなものを探し続けた結果、転職を繰り返すことになりました。

週5日働くのはそれだけでめちゃくちゃしんどいです。しかも毎日8時間なんて、人間がやってはいけない働き方だと思っています。

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転職を繰り返さないための対策

今までとは違う条件に目を向ける

転職を繰り返してしまっている場合は、今までとは違う条件で働くことを考えてみましょう。

正社員にこだわっている場合は、あえて正社員以外の働き方を見てみるのも大切です。

正社員以外の働き方に目を向けてみると、週5日勤務から解放されます。勤務時間も自分で決めることができ、自分に合った働き方を見つけることができます。

週5日働きたいけどいきなりは不安という場合には、週2日から始めてみるなんてこともできます。

実際に私は週2日で初めてみて、最終的に週5日にできたこともあります。逆のパターンもあり、将来的に週5日を考えていたけれど試しに週2日で働いてみて、合わなかったから辞めたという経験もあります。

同じ業界でも会社が違えば雰囲気は全く異なります。合う合わないか知るためにも、可能なら少ない日数から始めてみるのがおすすめです。

金銭的に不安であれば、「お試しの会社に週2日」+「日雇い2日」のような自分に合わせた働き方もすることができます。

絶対に外せない条件を知る

自分の体質や性格に合わない仕事を選んでしまうと、「辞めたい」とすぐに思ってしまいます。

これまで約10社で働いてきましたが、改善しようと思っても直せない部分がありました。

【転職を繰り返しても変えられなかったこと】
・決まった時間に寝られない
・決まった時間に起きられない
・話をするのが苦手
・会社のためという考え方を持てない

特に朝早く起きないといけない状況は合わず、無理に起きると1日中頭が働かないような状態になってしまっていました。

決まった時間に寝られない

睡眠に問題を抱えていて、布団に入ってから寝るまでに1時間以上かかります。

時には朝4時や5時まで寝られないこともあり、「早く寝ないといけない」というプレッシャーを感じてしまうこともありました。

決めった時間に寝ることができないため、朝早い仕事はキツかったです。

朝8時始業の仕事をしていたことがありますが、起きるのは朝の6時前。1年近く続けましたが、体は慣れることがありませんでした。

それどころか体調を崩し、治るまでに普段よりも時間がかかりました。

話をするのが苦手

1度の報告や連絡をするだけで疲れ切ってしまいます。なんどもやりとりをする必要があるとすぐに限界になってしまい、長く続けることはできます。

他の人が気にしないような些細なやり取りでも気にしてしまい、「このひとと話すの無理」となってしまうことも多いです。

やりとりをする相手がコミュニケーションの取りやすい相手ならいいですが、話しやすい管理者に出会えることは限られています。

そのため、できるだけ報告の少なくて済みそうな職場を探すようにしています。

会社のためという考え方を持てない

「会社の指示だから」という理由でやれと言われても、意味がないと感じたらやる気が起きません。

納得していない仕事はやらないこともあります。

納得できない指示が長く続くと「この会社は無理」となって辞めることを考え出します。

転職を繰り返す人の仕事の探し方

自分に合う働き方を考える

短期離職を繰り返さないためには、自分に合った働き方を見つけることが重要です。

短期離職をしてしまった人は、「自分に合う仕事がわからない」と言って転職に苦戦することも少なくありません。

ただ実際に仕事をしていくと、仕事に合うかどうかよりも、労働環境に適応できるかどうかの方が重要になってきます。

人間関係がギスギスしている会社は精神的にやられますし、長時間の重労働は体が耐えられません。

社会の常識は全て捨て、自分にとっての働きやすい環境はなにか考えてみましょう。

転職を繰り返した私の仕事の探し方

今の私の例を挙げると、転職時は次の条件で仕事を探しています。

【私の転職先を探す時の条件】
・正社員以外
・朝10時以降
・週4日
・1日6時間以内
・私服OK
・電話対応なし

正社員で働かないといけないという常識を捨てたおかげで、色々な選択肢が生まれるようになりました。

もし仕事を辞めてしまって、次の仕事を探すのが怖いとなってしまっているのであれば、日雇いの仕事をやってみましょう。

「週1日からOK」「1日6時間」など様々な働き方ができるので、自分に合った働き方を知ることができます。

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必ずしも発達障害とは限らない

仕事ができないからと言って、発達障害と決めつけるのは早いです。

特に、普段はできていることができなくなった場合は、適応障害の可能性もあります。

適応障害は、厚生労働省が次のように定めています。

日常生活の中で、何かのストレスが原因となって心身のバランスが崩れて社会生活に支障が生じたもの。原因が明確でそれに対して過剰な反応が起こった状態をいう。

日常生活の中で起こった出来事や環境に対してうまく対処できず、心身に様々な症状が現れて社会生活に支障をきたす状態をいいます。ストレスの原因が明確であることが定義上重要となります。

引用元:厚生労働省「適応障害」

つまりは、、

仕事のストレスが原因で、本来できることができなくなった。

ということが考えられます。

【適応障害で起こること】
・今までできていたことができなくなった
・好きなことをやっていても楽しいと感じなくなった
・家に帰っても仕事のことを考えて憂鬱になってしまう

適応障害はうつ病になってしまう要因ともなり得ます。

精神的に疲れやすい人は短期離職しやすい

周囲に気と使って疲れてしまう人や周囲の音に敏感な人は、話し声の多い職場で仕事をすると疲れやすくなります。

周囲を気にしがちな人は、発達障害が原因のこともあるようです。

他の人は気にしないような些細な一言が頭に残って気になってしまったり、自分ではなく他の人に対して言われた言葉が気になってしまったりと、任された仕事以外のところで疲れがたまります。

この場合は、1日8時間働くことにこだわらず、短い勤務時間で働くことがおすすめです。

1日8時間が5時間になると1日の疲労が減るだけでなく、疲労を回復させるための時間も増やすことができます。

すぐに会社を辞められない人も多いと思うので、まずは自分の心の変化をメモしておくところから始めてみましょう。

転職を繰り返す自分をコントロールする

正社員で働く選択肢を捨てたことで、辞めるハードルが低くなりました。

私は短期離職が多いので、

「どうせ次の会社もすぐに辞める」

と思っています。

派遣で働いた会社では、契約期間途中に辞めたこともあります。

聞いていた話と実際の仕事が違いすぎて、メンタルがボロボロになったことが原因でした。

短期離職を繰り返すのは、社会の言うところの普通の人ではありません。

だから私は、自分が普通でないと認識し、普通を違う選択肢を選び続けています。

短期離職の多い人は、世間の普通と同じ働き方を選んだからツライです。

少しでも自分のメンタルを守るために、「週4日」「1日6時間」などの自分に合った働き方を選びましょう。

自分は自分、周りは周りです。

どれだけ周りと合わせて、自分がキツくなってしまっては意味がありません。

結局は長続きしませんし、仕事へのトラウマができてしまうこともあります。

短期離職を繰り返すのは普通であろうとしたことが要因

20代で短期離職を繰り返していた時は、「週5日働く」ことしか考えていませんでした。

というよりも、、

週5日・1日8時間以外の選択肢を知りませんでした。

ですが実際には、週3日だけ、週4日だけみたいな働き方もあります。

1日6時間だけ働くなんてこともできます。

実際に今の私は、「週4日・1日6時間」で働いています。

週5日働いていた時と比べて、体力的にメンタル的にも安定しています。

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短期離職を繰り返す原因は「働く=正社員」という洗脳

週5日働かないといけないと思いこんでしまう要因は、

「働く=正社員」という考え方が強く社会に根づいているためです。

実際に私も、20代の時の転職は正社員しか考えていませんでした。

正社員以外の働き方には、「アルバイト」や「派遣社員」があります。

ですが20代がこれらの働き方をすると、

「なんでちゃんと働かないの?」
「なんで正社員で働かないの?」

と言ってくる人がいます。

40代や50代以上の世代は特に多いです。

正社員は、「週5日・1日8時間」が普通です。

そのため、正社員で働くのが当たり前と思っていると、

「働く=週5日・1日8時間」と勝手に変換されてしまいます。

普通に働ける人ならこれでもいいですが、

私のように短期離職を繰り返してしまうタイプの人には、何度も辞めてしまう要因になってしまいます。

発達障害の可能性もあり

精神的に疲れやすいのは発達障害の可能性もあります。

他の人が普通にできる仕事ができなかったり、感情を読み取るのが苦手だったりと、精神的に苦労する部分が多いです。

私が特に苦労したのは、

「任された仕事をどこまでやればいいのか分からない」ということです。

普通の人は、自分でどこまでやると判断できるようなのですが、私にはできません。

写真1枚撮るにしても、なにがどこまで写っていればいいのかはっきり指示をしてもらわなければ動けなくなります。

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適応障害だと感じたら

入社直後は新しい仕事を覚えることになるため、多かれ少なかれストレスがかかります。

もしストレスの要因が下記に該当するのであれば、まずは3ヶ月続けてみましょう。

・人間関係の構築で疲れている
・必要なスキルをまだ持っていない

スキル不足や人間関係の構築の悩みは、環境に慣れていくことで改善されていく可能性があります。

ただし、、あまりにもストレスが過剰で、働くことへのトラウマができてしまいそうなのであれば、今すぐ辞めるのも選択肢に入ります。

もし短期離職になりそうであれば、どうして辞めそうになっているのかを分析することが重要です。

ストレスの要因を知ることで、次の転職に活かすことができるからです。

自分の心の変化を知るためにも、毎日メモするくせをつけてみましょう。

「こんなことで悩んでいたのか」と自分で分かるだけで、気持ちが軽くなることもあります。

自分が何に悩んだのかを知ることは、次の転職でも役立ってきます。

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【atGPジョブトレ利用条件】
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短期離職を繰り返す人にもってほしい認識

短期離職を繰り返したということは、その分転職できているということです。

私は20代で短期離職を5回繰り返しています。

その後も就職できているので、5回も採用されていることになります。

短期離職してしまって転職できない。

そう嘆く人がいる中で、

短期離職を繰り返しているということは、採用される能力があるということです。

短期離職した自分を責めるのではなく、採用されている自分を褒めてあげましょう。

正社員へのこだわりがあるなら

私は正社員の短期離職を繰り返してきているので、正社員への未練は一切ありません。

ですがもしあなたに、

正社員で働きたいという気持ちが少しでもあるのであれば、
正社員の転職を目指すのがおすすめです。

他の働き方を選ぶと、後で後悔することになります。

とことん正社員での転職にこだわって、だめだったら他の選択肢を選べば大丈夫です。

アルバイトや派遣社員にはいつでも挑戦できます。

ですが正社員になれる機会は限られています。

20代であれば、20代のための転職エージェントや就職支援サービスもあるので、やり直す機会は多く残されています。

正社員への主な転職方法は3つです。

【短期離職者の正社員への転職方法】
・転職サイトの利用
・転職エージェントの利用
・就職支援サービスの利用

この中で私が一番多くにやったのは、転職サイトの利用です。

これは転職活動を1人で完結させる方法です。

自分で応募して、自分で書類を用意して、自分で面接対策までやります。

この方法で内定をもらえるなら、一番楽です。

利用したサイトは、

・エン転職
・りくなび

などの大手サイトでした。

なかなか内定をもらえないなら……

短期離職が増えていくると、書類選考で落とされる可能性が高くなります。

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そう感じているのであれば、

転職エージェントや就職支援サービスを利用しましょう。

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まとめ

短期離職を繰り返ししまう要因は、自分に合った働き方に気が付けないことにあります。

社会の常識である「働く=正社員」「1日8時間」という考え方を捨てることで、自分らしく働ける環境を見つけられる可能性があります。

もちろん、たまたま今までの会社が合わなかった可能性もあるので、正社員で働きたい気持ちがあるのであれば、正社員にこだわった方がいいです。
他の働き方を選ぶと後悔が残ることになってしまいます。

入社直後で辞めたいと感じているのであれば、適応障害の可能性もあります。

続けていくことで今のストレスが改善していくことも多いので、まずはあと3ヶ月続けてみましょう。

ただ3ヶ月続けるのではなく、毎日の心の変化を文字で残すくせをつけておくのがおすすめです。
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