1週間や1ヶ月など、すぐに辞めた会社に対してポジティブなことを言うなんて無理な話です。むしろポジティブに話すほうが不自然です。
すぐに辞めたということは、会社に対して不満があったということだからです。
1週間や1ヶ月で辞めた会社に対してポジティブな退職理由を探すなんて無理。むしろポジティブに言うほうが不自然
無理に隠そうとせずに「合わなかった」「違った」と素直に伝えればいい
その後に「だからこういう働き方が合うと思った」と付け加えれば説得力は十分。本音で話したことは相手の心に届く
— うた@ジョブホッパー (@ulovewriting) March 17, 2024
自分に嘘とついて面接で話しにくくなってしまうぐらいなら、素直な気持ちを伝えたほうがよっぽどいいです。
ただし、伝え方にはコツがあります。
短期離職者の面接での心構え
短期離職者は採用担当者からマイナスイメージでスタートすることがほとんどです。
【短期離職者が持たれるマイナスイメージ】
・すぐ辞めそう
・会話をするのが苦手そう
・論理的に話せなさそう
面接でのやりとりでこのマイナスイメージを消すことができれば、内定をもらうことができます。
短期離職はポジティブに言い換えろと言われる理由
転職理由をポジティブに伝えろと言われるのは、短期離職者が持たれているマイナスイメージを消すためです。
ポジティブに伝えることで「このひとは頑張ってくれそう」「やる気がありそう」と思われ、採用されやすくなります。
ただし、、無理にポジティブに伝える必要はありません。
転職理由をポジティブに話すことは、採用されるための手段のひとつでしかありません。
ネガティブに伝えるとどうなるのか
ネガティブに話すと相手には自信なさげに伝わったり、ただ愚痴を言っているだけに見えてしまいます。
その要因としては、ネガティブな内容を話していると気持ちもネガティブになってしまうことにあります。
普段の会話でも、好きなことを話している人は楽しそうにしています。
逆に興味のない話を聞かされている人は、つまらなさそうにしています。
感情はそのまま表に出てしまい、相手が持つ印象にも影響します。
・話しているうちに気持ちが落ちてきて自信がなさそうに聞こえる
・言い方を間違えると悪口に聞こえる
・すぐ他人のせいにすると思われる
ポジティブに言い換えるとどうなるのか
ポジティブに言い換えろと言われる理由は、プラスの話をしていると気持ちもプラスになることです。
これにより、採用担当者から好印象を得やすくなります。
・働きたい意志を伝えやすい
・やる気があるように聞こえる
ポジティブに言い換えなくていい
ポジティブな内容をしていると前向きになり、ネガティブな内容をしていると気持ちが落ちていきます。
ただし、、、これは一般的な話です。
ポジティブな内容であっても、気持ちがネガティブであればネガティブに伝わります。
つまりは会話において、
となってきます。
これが転職理由をポジティブに言い換えなくていい理由です。
ネガティブに聞こえないようにするためには
話している内容がネガティブであっても、自分がネガティブだと思っていなければマイナスに伝わりません。
逆に少しでも後ろめたさがあったり、「あの会社が悪い」「あの上司が悪い」という気持ちがあったりするとネガティブに伝わります。
「合う」「合わなかった」で客観的に考えて淡々と話すことが大切です。
転職理由の説明では、無感情で淡々と話すことが重要です。
短期離職理由をポジティブに言い換えなくていい理由
短期離職理由を通して面接官が知りたいのは、採用して問題のない相手かどうかです。
短期離職理由を話すのは採用されるための集団のひとつでしかありません。
面接官は短期離職理由そのものには興味がなく、しっかり説明することができれば内定をもらうことができます。
・すぐに辞めそうな人なのか
・会話は問題なくできるか
・きちんと仕事をこなしてくれそうか
ポジティブに言い換えない伝え方
「◯◯が合わなかった」という部分は素直に伝えていいです。そのうえで、応募した会社にはどんな理由があって、その合わなかった部分を解決できると感じたのかを伝えましょう。
体力仕事で10年後も続けるのは難しいと感じました。そのため、長く働ける仕事をしたいと思い転職活動を始めました。
転職理由は他責だと思われない工夫が必要
「会社が悪かった」「上司が悪かった」ばかりが伝わる内容だと、「この人は合わないとすぐ辞めそう」と思われてしまいます。
「合わなかったけどできるように◯◯をやった」という内容を話しましょう。
これはそのまま自己アピールになります。
【アピールできることの例】
・入社1週間でお客さんに感謝された
・苦手なことを克服するためにしっかりメモをとった
・自分なりのマニュアルを作った
・早めに出勤して準備をした
他責だと思われない転職理由例
・契約期限
・肉体労働で体力的にきつい
・倫理的に耐えられない業務内容があった
・会社の経営状況が悪かった(伝え方に注意が必要)
共感を得られる内容であれば他責だと思われにくいです。
ポジティブに言い換えない時に絶対にやってはいけないこと
話している内容に気持ちが引っ張られてしまう事が多いです。
面接中にネガティブなことを話す時には、話しながら気持ちまでネガティブにならないようにしましょう。
まとめ
転職理由は無理にポジティブに伝える必要はありません。
採用担当者が短期離職者に持っているマイナスイメージを消すことができれば、内容はネガティブでも大丈夫です。
【採用担当者が知りたいこと】
・一緒に働いて大丈夫そうな人なのか
・すぐに辞めなさそうか
・会話ができそうか
・頑張ってくれそうか
転職理由をポジティブに伝えることは、採用担当者の疑問を解決する手段のひとつにしかすぎません。
ネガティブな内容であっても、疑問を解決する要素が詰まっていれば内定をもらえます。
【ネガティブな内容を話す時のポイント】
・マイナス感情で話さない
・辞めた理由は客観的に
・つらい中で頑張ったことを伝える
・辞めた理由を踏まえてどんな環境で働きたいのかを伝える
これらをクリアできれば、ポジティブに言い換えなくても内定をもらうことができます。