短期離職理由を「書きたくないから」と感情的を優先して隠してしまうと後から大失敗してしまうことがあります。過去に私は短期離職を伝えなかったことで精神的なダメージを受けてしまったことがあります。
短期離職を隠すのがヤバいパターン
短期離職を書かないのは選択肢としてありです。
ただし、下記の2つに該当する場合は書くようにしましょう。
【短期離職を書いた方がいい条件】
・直近で保険に入っていた
・書かないことで職歴を紹介しにくい
直近で保険に入っていた
一番最後に保険に入っていた会社は書くようにしましょう。
もし書かなかった場合、短期離職を隠していたことがバレる可能性が非常に高いです。
新しい会社で保険に入ろうとした際に、提出書類には一つ前の会社の社名が記載されています。
もしその会社を履歴書や職務経歴書に書いていなかった場合、
「この会社はなに?」となってしまいます。
それで内定を取消されなかったとしても、新しい会社に居続けることに気まずさは残ります。
書かないことで面接で話しにくい
面接ではそれまでに働いた会社のことを必ず聞かれます。
書類に書かないと言うことは、その会社のことは面接で話さないということになります。
これによって、
・説明にちぐはぐさが出てしまう
・経歴に違和感が出てしまう
のであれば、短期離職であっても履歴書や職務経歴書に書いておいたほうが安心です。
短期離職をしていることよりも、
説明で違和感を持たれてしまうことで内定が遠のいてしまいう可能性が高いです。
面接を通して採用してもらうためには、面接官が納得する説明をする必要があります。
短期離職を隠したことで、説明がしにくくなるのであれば、隠さずに書いておきましょう。

短期離職を隠すとバレるのか
基本的に短期離職を隠してもバレることはありません。
唯一バレる可能性のある状況としては、保険に加入するときです。直前に加入していた会社名が記載されている書類を提出する必要があるので、履歴書のその会社の名前がないとバレてしまいます。
直近で保険に入っていた会社を隠すのはやめておきましょう。せっかく入社が決まっても後々面倒なことになってしまいます。
短期離職がバレた体験談
私の短期離職がバレたのは、直近で保険に入っていた会社を伝えなかったことが原因でした。ただし、これは隠そうとしたのではなく、本気でその会社の存在を忘れていました。
約1年間の無職期間があり、最後に働いた会社にいたのは1ヶ月とちょっとだったので、その前の1年半ほど働いた会社だけが記憶に残っていました。
隠す気がなかったとはいえ、相手からしたら隠されたのと同じです。「受からないと思って隠したんでしょ」なんてことも言われました。
内定取り消しになってもおかしくない状況でしたが、話をしてなんとか入社にこぎつけました。それでも短期離職を隠したという目で見られるのはきついものがありました。
内定後に堂々と入社するためにも、最後に保険に入っていた会社は短期離職であっても伝えたほうがいいと感じました。
短期離職は隠さないほうがいい
短期離職を履歴書や職務経歴書に書かないのは選択肢のひとつです。書かなかったからと言って選考で有利になるとは限りません。
私は約10社で働き、9社を2年以内で辞めています。それでも書類選考に通過できています。しかも、短期離職の回数が多くなってからのほうが書類選考に通過する可能性が上がっていると感じています。
短期離職を書く一番のメリットは、後ろめたさを持たずに面接に臨めることがあります。経歴を隠すと、隠した部分がバレないように気をつけながら話をする必要が出てきます。これは面接官にとっては自信がないと思われ、面接で落とされる要因になります。
書類選考においては、職務経歴書をしっかり作っておけば十分に通過することができます。職務経歴書をしっかり作ってあるという事実だけでアピールポイントになるので、嫌がらずに作るようにしましょう。
・履歴書と職務経歴書はすぐに提出できる状態で用意する
・職務経歴書はワードで作るのと高評価を得やすい
・職務経歴書はしっかり作る
職務経歴書の内容がしっかりしていると採用担当者からは好印象です。
短期離職を隠して面接を受けてもいいことはない
短期離職の回数が多ければ多いほど、短期離職は隠さないほうがいいです。
職歴や退職理由の説明の時に、自分でどの会社のことを話しているのか分からなくなってしまうからです。
これにより、面接での受け答えに一貫性がなくなってしまったり、自信のなさが出てしまったりします。
また質問をされた時に、職歴を隠したことに整合性を持たせることばかりを意識してしまい、質問で聞かれていることと違うことを答えてしまうこともあります。
職歴を隠すことで面接での受け答えに悪影響を及ぼす可能性があります。
退職理由に一貫性を持たせよう
隠すのはよくないですが、一貫性を持たせるために職歴を調整するのはありだと思っています。一貫性というのは、職歴の統一や職種の統一ではなく、辞めた理由の統一です。
辞めた過程は採用担当者は分かりません。伝え方によって受け取り方も変わってきます。

短期離職者を隠しても落ちるときは落ちる
私はこれまでに短期離職を9回経験し、そのうちの8回は履歴書や職務経歴書に書いています。
それでも今も働くことができています。
つまりは短期離職9回でも転職することができます。
とは言え、書類選考に確実に通過できているわけではありません。
10社に応募して2社面接にたどり着ければいいくらいです。
9回短期離職しても書類選考に通過できているので、
「短期離職を隠す=書類選考に通過しやすくなる」
は安易な考えだと思っています。
むしろ変に短期離職を隠すよりも、短期離職の理由をひとつひとつ説明した方がいい結果が出やすいとさえ考えています。
ただし、短期離職理由を説明する必要が出てくるのは面接になってからです。
短期離職が多いことで、書類選考でアピールしやすくなる部分もあるので活かすことを考えましょう。

短期離職が多いことで書類で有利になるポイント
職務経歴書では、会社の数だけ「実績」「アピールポイント」を書くことができます。
1社で働いている人は、書けるのは1社分だけ。
もし5社で働いたことがあるならば、5社分も自分をアピールできます。
1社しか働いたことのない人と5社で働いた人では、5倍も自分をアピール量の差が生まれます。
【短期離職者のアピールポイント】
・実績が働いた会社の数だけある
・経験やスキルが働いた会社の数だけある
・長い内容を簡潔にまとめられる
短期離職の回数が多いと、職務経歴書で自分をアピールしやすいので、内容がしっかりまとまっていれば面接官の目にも留まりやすくなります。

短期離職者は職務経歴書が重要
書類選考を通過するためには、「この人と話してみたい」と採用担当者に思ってもらう必要があります。
そのためには、職務経歴書をしっかりと書くことが重要です。
短期離職したとしても、その職場で学べたことは必ずあります。どんな小さなことでもいいので、アピールポイントとして書いておきましょう。
職務経歴書の例
これぐらい書いておくと、書類選考で通過できる可能性が高くなります。
文章だけを書くのではなく、見出しをつけて箇条書きにするのがポイントです。
頑張って作っても最後まで読んでもらえなければ意味がありません。
最初に作る時は考えるのが大変ですが、一度作ってしまえば同じものを何度も使い回せるので、頑張って作ってみましょう。
職経歴書のフォーマットも用意してるので、ダウンロードして使ってみてください。
私が実際に利用している職務経歴書の個人情報の部分だけ消したものです。

履歴書で変えるのは志望動機だけ
履歴書も職務経歴書と同様で、印刷するだけにしておくと応募が楽になります。
ただし履歴書の場合は、志望動機だけは毎回考える必要があります。
【志望動機の例】
・〇〇に興味を持ち、これまで△△の仕事をしてきた経験を活かせるのではないかと考え、応募いたしました。
これぐらい書いておくと、書類選考で通過できる可能性が高いです。
【履歴書の例】
職務経歴書と同じ様にフォーマットを用意したので、ぜひ利用してみてください。
履歴書の写真はどうすべきか
本気で通過したい会社であれば、証明写真の機械などで撮った写真を貼り付けるのがおすすめです。
しっかりした写真を貼らなかったから書類選考で落ちたと、あとで後悔しないためです。
これは書類選考ではなく、面接を受けた時の感覚ですが、しっかりと写真を貼る人の方が少ないようです。
面接官には写真を貼ってあるだけで驚かれたこともあります。
また、写真を貼らずに印刷にしたときにも、面接官は気にしている様子はありませんです。
証明写真の数には限りがあるので、本気度の高い会社は写真を貼り、どちらでもいい会社は印刷にするなどメリハリをつけましょう。
落ちた時に「写真をちゃんと貼らなかったのがいけなかったかも」と思ってしまうのであれば、写真を貼っておくのがおすすめです。
短期離職者は書類選考に落ちる前提で準備すべし
面接までたどり着けないのであれば応募数を増やす必要があります。
短期離職をしていると書類選考で落ちる可能性が高くなります。
応募数を増やすための工夫として、履歴書や職務経歴書は手書きではなく、PCでフォーマットを作っておいてすぐに提出できる状態にしておきましょう。
手書きで履歴書を書くのはとてもパワーをつかいます。「しっかり書かないといけない」「間違えてはいけない」というプレッシャーと戦うことになります。
これだけで応募するまでのハードルが高くなってしまいます。
少しでも応募数を増やすためにも、履歴書や職務経歴書は印刷できるようにしておくのがおすすめです。
手書きだと書類選考は落ちやすいのか
これはあくまで体感ですが、手書きだからといって書類選考が落ちやすいようには感じません。
またそもそもとして、求人サイトを使った場合は、採用担当者が最初に目にするあなたの情報は手書きではありません。
仕事ではPCを使ったやりとりも増えているので、手書きでないからといって極端に不利になるとは考えられません。
中には絶対手書きでないといけないと考える採用担当者もいるかもしれません。
そういった人は考えが古く、「いままでやり方が絶対」「新しいことがあっても取り入れない」パターンが多いので、むしろ書類選考で落とされてラッキーぐらいに思っておきましょう。
書類選考では手書きでないことが高評価になることもある
面接の場で「PCを使えるんですね」と採用担当の方から言われたことがあります。
PCが広く普及されたとは言え、PCを使うのが苦手という人は意外と多いです。
スマホひとつでゲームや動画視聴など、暇つぶしができてしまう時代なので、あえてPCに触れる必要がないのも実情です。
書類をPCで作ることで、PCを使えるとアピールすることができ、書類選考にプラスには働くこともあります。
手書きよりも作るので楽で、書類選考でも有利になる可能性がある。
デメリットはないので、履歴書や職務経歴書は手書きよりもPCで作りましょう。
書類選考にはタイミングも影響する
書類選考はではいくら頑張っても落ちる時は落ちます。
未経験歓迎となっていても、同じタイミングで経験者が応募していたらその人を優先されます。
しかし内部事情はわからないので、応募した側からすれば「書類選考で落とされた」という結果だけが残ります。
書類選考で悩んだら書類選考なしを活用しよう
就職支援や転職エージェントなどを利用することで、書類選考なしで面接を受けられる可能性があります。
もしあなたが、
・ひとりでの転職活動で諦めてしまいそうになっている
・書類選考で落とされることが多くて悩んでいる
・そもそも転職活動のやり方が分からない
のように感じているのであれば、就職支援をしてくれるサービスを頼ってみましょう。
特に20代であれば、正社員の転職できる可能性がまだ残されています。
私は3回目の転職の時に就職支援を利用しましたが、3週間ほどで内定をもらうことができました。
それも事務の正社員で、自力で転職活動をしていた時には書類選考すらほとんど通過できませんでした。
就職支援を使うことで、今までの転職活動とは違った結果が得られます。
すでに転職エージェントや就職支援を使っていても、結果が出ないのであれば別のところを利用してみましょう。
相性もあるので、違うところを使ってみたら転職がうまく行ったなんてことも十分あり得ます。
まとめ
短期離職者は書類選考で落ちる可能性が高いため、多くの会社に応募するための工夫が必要です。
そのため、履歴書や職務経歴書はPCで作成し、印刷するだけで提出できるようにしておくことがおすすめです。
職務経歴書を作るのはとても大変です。大変だからこそ、手を抜かないようにしましょう。
面倒なことを頑張る人ほど、いい結果を得やすいものです。
一度作ってしまえば何度でも使い回せるので、頑張って作りましょう。
書類作成や面接で役立ちそうな別記事も用意しているので、ぜひ参考にしてみてください。


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【サポート内容】
・履歴書添削
・職務経歴書添削
・内定後の入社までのサポート
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転職活動がうまくいかなくて挫けそうになっているのであれば、ぜひ相談してみましょう。
今利用している転職エージェントがあり、合わないと感じているなら、違う転職サービスを使うことも重要です。
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