正社員を辞めて働きはじめて、別に正社員にこだわらなくもいいんじゃないかと感じ始めました。
以前は正社員で働かないといけないと思い込み、正社員で4社を経験しました。
ですが1年以上続いたのは1社だけ。それでも2年も持たずに辞めています。
この記事では、正社員4社を短期離職した私が、正社員を辞めてどうなったのかを紹介します。
正社員を辞めたいと思った理由
正社員が合わなかった
正社員での働き方が合わなかったことが原因です。
正社員は週5日フルタイムで働くのが当たり前。
勤務時間も会社で決められたもので、出勤時間は勝手に決められています。
【正社員を辞めたいと思った理由】
・1日8時間働くとか無理
・週5日働くとか無理
・しかも残業が当たり前
・毎日決まった時間に起きるのとか無理
・会社のために使う時間が多すぎる
・会社のためにで頑張れない
正社員に求められる当たり前に耐えられませんでした。
1日8時間働くとか無理
正社員は1日8時間勤務が基本です。1日の3分の1を会社で過ごすことになり、めちゃくちゃ体力を使います。
会社が働きやすい環境ならいいですが、精神的にキツかったり、体力を物凄い使う仕事であれば、8時間も働くのはただの拷問です。
休憩時間はあるものの、他の人と会話する時間になっていたりすると休む暇もありません。
しかも残業が当たり前
1日8時間はあくまでも最低の勤務時間です。正社員は平気で残業を要求されます。
ただでさえ8時間でもキツイのに、そこに残業までするとは人間がしていい働き方ではありません。
週5日働くとか無理
1日8時間働くだけでもキツイので、正社員は週5日働くことを要求されます。
1日でヘロヘロになっているのに5日も続けたらそれはもう限界です。
休みが2日あるとはいえ、とても回復しきれるほどの疲労ではありません。
毎日決まった時間に起きるのとか無理
始業時間が決まっているので、朝決まった時間に起きて、決まった時間に出社する必要がありました。
私は睡眠障害が原因で、その日毎に調子の違いが大きくありました。そのため、決まったリズムで8時間働かないといけないのはとてもキツかったです。
会社のために使う時間が多い
8時間の勤務時間に、残業。さらにそこに通勤の準備や通勤時間を足せば、1日の半分を会社のために過ごすことになってしまいます。
会社のためにで頑張れない
「会社の指示だから」「会社のために頑張る」という帰属意識が私にはありませんでした。
言われたことであっても「それ本当に意味があるの?」と思うとなかなか行動に移せませんでした。
パワハラも受けた
「会社のために」という気持ちがないことが原因で、パワハラを受けたこともあります。
相手は50代の体育会系社員で「仕事はつらいのが当たり前」「会社の為なら自分を犠牲にするのは当たり前」という考えを持っていました。
正社員として働いた4社目ですが、私の価値観を全否定される毎日で試用期間中に辞めました。
1年間の引きこもりを経験し、「働くぐらいなら死んだほうがまし」と思うまでにメンタルが落ち込んでいました。
今でこそなんとか働けていますが、
「正社員で働くぐらいなら死んだほうがまし」と思っています。
正社員辞めてよかったこと
正社員で辞めてよかったことは、無理な条件で働く必要がなくなったことです。
週5日フルタイムが必須ではなく、「週4日だけ」「1日6時間だけ」のような働き方も選ぶことが出来るようになりました。
【正社員を辞めてよかったこと】
・週5日働かなくて良くなった
・1日8時間働かなくて良くなった
・朝10時からなど希望する時間から働けるようになった
・家の近くで働けるので通勤時間が短くていい
週5日フルタイム以外の働き方を選べる
正社員は週5日フルタイムが基本です。
ですがアルバイトや派遣社員であれば、週3日だけだったり、1日6時間だけのような働き方を選ぶことができます。
ちなみにフリーターの私は、週5日・1日5時間で働いています。
仕事の責任が軽い
正社員の場合は、売上に関わる最終決定や部下の仕事の管理をしなくてはいけません。
それがフリーターであれば、任された自分の仕事さえこなしていればよくなります。
時には、椅子に座って指示を待っていることでさえも仕事になります。
判断に困った時には自分で判断せず、正社員に聞けばいいのでとても楽です。
また、仕事がすぐにできるための準備の正社員がやっておいてくれるので、とても気楽です。
家の近くで探せる
正社員だと職種によっては勤務地が限られてきます。
しかし、アルバイトや派遣社員であれば、家から近い場所で仕事を見つけることができます。
自宅から片道1時間の仕事をしたことがありますが、毎日地獄でした。
現在は片道20分になり、プライベートの時間を増やすことができました。
働けるようになった
正社員4社を経験し、4社全て短期離職。4社目ではパワハラを受けて、1年間の引きこもりも経験しました。
正社員は合わないと実感し、いまでは絶対に正社員で働かないと決めています。
正社員で働いていたときは精神的に追い込まれ、死を選ぶ一歩手前までメンタルが落ち込んだこともあります。
正社員を辞めた今では「責任のある仕事」「面倒な人間関係」から解放され、メンタルもかなり改善しました。
「働くぐらいなら死んだほうがまし」という気持ちも「正社員で働くぐらいなら死んだほうがまし」にまで快復しました。
正社員辞めて悪かったこと
正社員を辞めることは決して悪いことではありません。
とは言え、「働く=正社員」のイメージが強く、デメリットが存在することも事実です。
【正社員を辞めるデメリット】
・時給制になるので給料が安定しない
・自分で保険料を払わないといけない可能性がある
・周囲の目が冷たくなる
・社会的信用が低い
金銭面での不安がある
時給になることがほとんどなので、働いた時間や日数で給料が変動します。
仕事の内容によっては、当日になって急に休みになることもあります。
安定した収入がほしいのであれば、正社員の方が無難なこともあります。
保険料を払う必要がある
勤務時間数によっては、自分で保険料を支払う必要が出てきます。
支払い忘れには注意が必要です。
周囲の目が冷たくなるかも
正社員以外ではたらいると「ちゃんと働かないといけないよ」「正社員にならないとね」と言ってくる人が必ずいます。
他人の言葉で心が揺らいでしまうのであれば、正社員を辞めることはつらい選択になってしまうかもしれません。
正社員辞めたいは甘えじゃない
正社員を辞めたいのは甘えではありません。
正社員を辞めたいと感じる要因の多くは、会社側にあるからです。
【辞めたいと感じさせる会社の例】
・最低限のやり方だけ教えてあとは丸投げ
・ローカルルールがあるのにマニュアルがない
・上司がいつも忙しそうで質問できない
・お互いがお互いの悪口ばかり言っていて空気が悪い
この条件が揃っていると、いくら自分でなんとかしようとしても限界があります。
特に上司が部下の話を理解しようとしない職場であれば、いくら頑張ってもどこかで限界が来ます。
相談しても解決しないだけでなく、ストレスが増えたり、問答無用で難題を与えられたりと、ただただ苦労を積み重ねるだけになります。
正社員を辞めたいと思うのは甘えではありません。
辞めたいと思わせてしまう環境に問題があります。
週5働けないは甘えじゃない
週5日働かないといけないというは、社会の押しつけでしかありません。
週5日働くのがきついのであれば、「働く日数を減らしてみる」「1日の勤務時間を減らしてみる」といった選択肢が効果的です。
正社員を辞めるかどうかの判断基準
正社員に未練がある
正社員になりたい気持ちが少しでもあるのであれば、正社員で働いた方がいいです。
私は正社員4社を経験して、正社員は合わないと自信を持って言えます。
そのため、正社員ではなくフリーターでいることになんの後ろめたさも感じていません。
働いているだけで偉いと胸を張って言えます。
一方でフリーターになってしまうと、自分に自信を持てないと感じているのであれば、正社員での転職を目指しましょう。
正社員を辞めると決めたなら
仕事は生きるためのお金を得る手段でしかありません。
正社員として働いているせいで、メンタルがボロボロになったり、体を壊してしまっては意味がありません。
入社直後に不安になったり、仕事がうまくできないのは普通のことです。
ですが、その不安や仕事の出来ないことが、この先仕事を続けて行っても解消できる可能性が低いのであれば、辞めることは選択肢に入ります。
また、メンタルがボロボロで、これ以上続けたら取り返しがつかなくなる状態であれば、すぐにでも辞めることがおすすめです。
【辞めることを考えていい状況】
・メンタルがボロボロでこのまま続けても仕事に慣れる気がしない
・続けてもストレスとトラウマができるだけ
・会社の価値観が合わない
仕事に対するトラウマが出来てしまうと、その後の転職活動でマイナスに働くことが多いです。
私の場合は、電話対応をすることやスーツで働くことにトラウマがあります。
そのため、求人を探す時に条件がかなり絞られてしまっています。
【仕事に求める条件】
・電話対応なし
・私服OK(スーツじゃない)
電話対応なしが必須であるため、コールセンターや事務の仕事は選ぶことができません。
スーツNGも、登録系の一部の仕事ができない要因になっています。
正社員以外の仕事の探し方
アルバイトか派遣社員で仕事を探すのが一般的です。
私も正社員で働かないと決めてからは、アルバイトと派遣社員を経験しています。
将来的には安定して働きたいなら
直接雇用を目指せる環境での派遣の仕事がおすすめです。
派遣社員であれば、最初は契約期間が決まっているので、まずはその期間だけ働けばOKです。
その上で、もっと続けたいと思えば、継続するという選択ができます。
逆に合わないと思えば、契約期間が終わったタイミングで他の仕事を探せばOKです。
直接雇用前提の派遣会社もあるので、「スキルアップ」や「キャリアアップ」も目指すなら、まずは相談してみてください。
【直接雇用を目指せる派遣会社】
✅直接雇用前提なので、契約期間を気にする心配が少ない
✅スキルアップを支援してくれる
✅転職サイト大手の「マイナビ」が運営
週5日は絶対に無理と思っているなら
アルバイトや派遣で、「週4日OK」「週3日から」などの条件の仕事を探しましょう。
正社員を辞めたくないけど今の会社はきつい
正社員を辞めたい感じるのは、会社の労働環境や人間関係が原因のこともあります。
今の会社が合っていないのであれば、転職することで働きやすい環境を見つけられる可能性があります。
私は過去に働いていた会社でメンタルがボロボロになり、できていたはずの報告や確認ができなくなったことがあります。
その時働いていた会社を辞め、別の会社で働き始めたところ、できていたことができるようになるまでに回復しました。
メンタル面でキツイのであれば、会社を辞めることも重要な選択です。
辞めて転職できるか不安であれば、まずは適職診断をやってみましょう。
あなたに合う仕事を見つけられるので、少しだけ前向きになれるかもしれません。
自分から辞めると言い出しにくいなら
会社を辞めたいけど言い出しにくい。
話すだけでも無理。
と感じているのであれば、退職代行を利用するのがおすすめです。
退職代行は種類がありますが、労働組合によるものを選んでおくと安心です。
近年は20代の退職も増えていて、20代向けのサービスも増えています。
【会社の辞め時】
・会社に行くことを考えるだけで憂鬱になる
・会社にいるだけでメンタルがボロボロになる
・もう上司の顔を見たくない
・会社の雰囲気が合わない
これらの状況に該当するのであれば、頑張って働き続けても改善する可能性が低い場合です。
メンタル的にきつい状況で無理に続けても、病んでしまいます。
仕事へのトラウマが出てしまい、次の転職への悪影響が出てしまうこともあります。
次の転職への可能性を少しでも残すために、早めの決断も大切です。
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まとめ
正社員を辞めたいと思うのは甘えではありません。
私は正社員を辞めて、非正規社員として生きることを決意しましたが、よかったことしかありません。
正社員として働くことが合っていないと感じているのであれば、正社員を辞めることは立派な選択肢です。
ただし正社員を辞めると、デメリットがあることは忘れずにおきましょう。
【正社員を辞めるデメリット】
・社会的信用が低くなる
・収入が安定しにくくなる
・周囲の目が冷たくなる
私は正社員で働くぐらいなら死んだほうがましと思っているので、
アルバイトや派遣で働いていても後ろめたさはありません。
働いているだけで偉いと心から思っているので、周囲の声も気にしたりはしません。
ですがもしあなたが、
正社員を辞めたことで、周囲と比べてしまうのであれば、正社員にこだわった方が安心です。
正社員を辞めることで、失うものもたくさんあります。
誰になんと言われようとも、
「正社員じゃないですがなにか?」
と揺らがずに思える人だけが、正社員を辞めることができます。
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退職代行だけでなく、いい転職先を見つけるところまでサポートしてくれます。
退職代行を利用して辞めるまでに追い込まれたあなたに寄り添うサービスになっています。
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正社員にこだわりがあるなら
正社員を辞めたいけれど、正社員でなくなることに不安がある。
そんなあなたは、まずは転職相談を利用してみましょう。
おすすめは、同じ業界出身者に相談することです。
今あなたが正社員を辞めたいと思っていても、実はその会社が合っていないだけのこともあります。
他の会社であれば環境が全く違っていて、正社員で働き続けられる可能性も十分にあります。
同じ業界出身者の声を聞くことで、
・今の会社が合っていないだけ
・今の業界が合っていない
のどちらなのかを知ることができます。