私はこれまでに空白期間が4回あります。一番長いときで1年ですがそれでも今も転職することができています。
「空白期間=悪」と思われがちですが、面接の場で説明することができれば問題ありません。
過去の空白期間
私はこれまでに4回の空白期間があります。
内訳としては次のようになっています。
過去に無職だった期間
・1回目:2ヶ月
・2回目:2ヶ月
・3回目:1年
・4回目:1ヶ月短期離職を9回しているけど無職の期間は意外と短い。無職の期間は早く仕事を決めたいと思うけど、決まった途端に働きたくなくなるのは永遠の課題。多分死ぬまでどうにもならない。
— うた@正社員を捨てた社会不適合者 (@ulovewriting) May 29, 2023
一番長い時で1年間の空白期間がありました。
空白期間が長いと不利になるのか
面接での体験談
私はこれまでに4回の空白期間がありますが、面接で空白期間について聞かれたことは1回しかありません。
短期離職が9回以上あるため、面接官の目が「なぜ退職したのか」に向いているためだと考えられます。
短期離職も空白期間と同様に「悪」と思われています。それでも私が短期離職理由の説明を終えると、面接官は納得してくれているように感じることが多いです。
悪と言われる短期離職であっても、しっかり説明すればそれほどマイナス要素にはなりません。
これは空白期間でも同様です。
空白期間にどう答えたのか
私が空白期間について聞かれたのは「1年間の空白期間」についてでした。
面接官には「休んでいたのですか?」と質問されました。直前の会社でパワハラを受け、引きこもり状態になっていたのであながち間違ってもいませんでした。
休養期間であったのは本当ですが、もう会社で働きたくないと思い勉強もしていました。
【私の回答】
自分で収入を得るために勉強をしていました。
私が答えると面接官はそれ以上何も聞いて来ませんでした。
100%の嘘をつかない
話の内容に信憑性を持たせるためには、100%の嘘をつかないことです。
100%の嘘は、相手の質問に対する回答をごまかす行為です。
これは自分にも嘘をつく事になるので、話していて自信のなさが出てしまいます。
また相手の質問に答えることよりも、自分の説明に矛盾が生じないように意識してしまうことになりがちです。
100%真実を話す必要がありませんが、100%嘘をつくのも注意が必要です。
面接で空白期間を聞かれたら堂々と答えよう。
「自分の気持ちと向き合うため」「本当にやりたいことを再確認するため」など素直な気持ちを伝えよう。
自分に正直でいれば聞いてくれる面接官にも出会える。
もし嫌なことを言ってくる相手がいたら全て無視で良い。もう会うことはないんだから。
— うた@正社員を捨てた社会不適合者 (@ulovewriting) January 6, 2024
無職期間の伝え方
無職期間に勉強したことがあればしっかり伝えるようにしましょう。
簿記の参考書を1ページやった、動画を1本見たぐらいのレベルでも問題ありません。
重要なのは内容ではなく、それをやったという事実だけです。
参考書1ページだけでは自信を持って伝えられないと思ったら、自信を持って伝えるために1冊全部勉強しましょう。
重要なのは資格の有無ではなく、資格を得るために勉強したという事実です。
実際に面接では、「その業種に転職しようと思った理由」を重視して聞かれます。
この転職理由を答えることができれば、無職期間に勉強していたことはなんの違和感もありません。
【やり取りの例】
「無職期間は何をしていましたか?」
「経理の仕事をしたいと考え、自宅で勉強をしていました」
「なぜ経理の仕事をしたいと思ったのですか?」
「前職では公務員として働いていました。朝早く出勤し、家に帰ってからも仕事をしなければならず、10年、20年後に体力が落ちてきても続けられるかと考えた時にきついと感じました。そのため、体力が落ちても長く続けられる仕事をしたいと思い、経理の仕事に転職したいと考えました」
「なぜ弊社を志望しましたか?」
「御社では、フレックス制や在宅で働くことができるため、長期的に働きやすい環境に魅力を感じて応募しました」
これぐらいの内容でも自信を持って伝えれば十分に内定をもらうことができます。
内容は最低限の体裁が整っていれば、問題ありません。
いちばん大切なことは自信を持って本心を伝えることです。
その他の空白期間の答え方の例
短期離職してしまった
選んだ仕事が思っていたものと違い、改めて自分がどんな仕事をしたいのか。どんなふうになりたいのかを見直したいと思いました。そして客観的に自分を分析するために、じっくり転職活動をしています。現在は◯◯を重点的に探しています。
この答え方をしておけば、大抵は納得しもらえます。
「個人で勉強した」「スクールに行った」などの事実があると説得力が増します。
貯金がヤバくなった
一人暮らしをしているため、生活費が必要になり転職活動を始めました。
面接で普通に話しましたが、特に突っ込まれることはありませんでした。
空白期間の回答理由としては十分ですが、内定をもらうには足りない内容です。
この場合、応募した仕事への志望動機の答え方が重要になってきます。
パワハラで辞めた
パワハラを受けたことを伝えるのは危険ですが、伝え方の工夫をすれば悪い印象を持たれにくくなります。
長時間労働で精神的にも体力的にきつくなってしまっていたので、休養期間としてじっくり休んでいました。現在は十分に回復し、改めて仕事をするために◯◯の勉強をしています。
◯◯の仕事を通して、△△のような働き方をしたいと考えています。
「パワハラを受けた=精神的にも肉体的にもきつい環境」と置き換えて考えています。
長く働きたいという気持ちは誰にでもあるので、面接官にも共感してもらいやすいです。
この理由のときも、志望動機の答え方は重要になってきます。
空白期間の理由にすると危険な例
家族の介護
SNSを見ていると家族の介護を空白期間の理由にしようとする人をよく見かけます。
もちろんこれが事実であれば、しっかり伝えて問題ありません。転職理由の中に「家族の介護をしやすい距離の仕事を探している」とつく加えれば、面接官も納得してくれます。
逆に100%嘘だったとしたら、面接官にバレます。「もうご両親の体調は大丈夫ですか?」と聞かれた時に、大抵の人は答えるのに間が開きます。嘘をついているという後ろめたさがあるためです。
特にご両親が体調不良でもないのに体調不良だということにしている場合、倫理に反しているという気持ちが無意識に働きます。
この会話の中の微妙な間は、相手に違和感をもたせることになります。一度違和感を持たれると、その後の会話はずっと疑いを持って見られることになります。
また内定をもらったとしても、入社後に嘘をつき続けることになります。嘘をつき続けないといけない環境で長く働くのはとても大変です。
ふとした瞬間に嘘がバレてしまい、気まずくなることだってあります。
「面接でプラスにならない」「入社後にいい影響がない」という2つの理由で、家族の介護は理由としておすすめしません。
もちろん、真実であれば伝えて問題ありません。
まとめ
無職期間について聞かれた時は、自信を持って答えることを意識しましょう。
自信を持って答えるためには、「嘘100%の回答をしない」ということが大切です。1%でも2%でもいいので、真実を混ぜるようにしましょう。
変にごまかそうとすると、却って面接官に違和感を持たれてしまいます。