面接で最後の逆質問は必ずする必要はありません。
聞きたいことがないのであれば、質問がないことを素直に伝えましょう。
しっかりと伝えることができれば面接官にも納得してもらえます。
この記事では、最後の質問をなんのためにするのかと最後の質問がない時の伝え方について紹介します。
逆質問の例
私が面接で実際にしている逆質問を紹介します。
分かりやすいように建前と本音を両方書いておきます。
業務に関すること
【質問内容】
・入社直後の具体的な業務(一番大事です!具体的であればあるほどいいです)
・週3日から4日でも可能か
・残業時間
・説明してくれたことに対する感想(分かりやすかったです、他では説明してもらえなかったので丁寧だと感じましたなど)
・スーツでなくてもいいのか(スーツで働きたくないので)
・電話対応の頻度はどの程度か(電話対応をしたくないので)
・どのくらいの人が手当をもらっているのか(ノルマがある場合)
自分が働きやすい環境かどうか確認することを意識しましょう。
雑談系
業界に対する情報収集です。その業界や会社で働くべきかの判断材料になります。
【質問内容】
・生徒が卒業後にどうなるのか(放課後デイサービス)
・仕事内容について興味を持っていること(志望動機の補足にもなる)
・駅からのルート(少し離れていて、行くときに迷った時)
逆質問で「質問はないです」でもいい
聞きたいことがなければ、無理に聞く必要はありません。逆質問は自分のためにするものであり、義務感でするものではないからです。
最後の逆質問はなんのためにするのか
内定をもらうために頑張って質問をするといった人もいますが、これは大きな間違いです。
質問は自分が入社後に後悔しないためにするものです。
興味のないことを聞いたとしても、興味の無さは相手にも伝わってしまい、中身のない質問になってしまいます。
必ずしも最後に質問をする必要はない
気になったことがあれば、その場で聞いて問題ありません。
後回しにしてしまい、聞きそびれたとなってしまう方が後悔が残ります。
「これを聞いておけばよかった」と思い返しても、時間は戻ってきません。
面接官も説明した直後に聞かれたほうが答えやすいので、質問をしても快く答えてくれます。
「最後の質問ができないと困るから」と気まずにいるよりは、その場で聞いてしまったほうがよっぽどいいです。
聞き取れなかったら聞き返そう
聞き返すのは失礼な行為ではないです。むしろ、話の内容を理解せずに、的はずれな回答をするほうが失礼です。
聞き返すことで、「しっかり聞こうとしてくれている」という印象を与えることができ、むしろプラスに働くことの方が多いです。
最後の逆質問はしなくてもいい
私は約9回の転職を経験していますが、転職回数が増えるに連れて最後の質問はしなくなってきました。
というのも、説明してもらった段階で質問してしまうことが多いからです。
「質問はありますか?」と最後に聞かれた時には、しばらく考えてから何も浮かばなければ
「途中で色々質問させていただいたので、質問はありません。ありがとうございます」
と答えています。
これに対して面接官は、
「そうだよね」ぐらいでうなずいたり笑みを浮かべてくれることがほとんどです。
逆質問は情報収集の手段でしかない
最後の質問は、その会社で働いて問題ないかを確認するための手段です。
またおまけの効果として、やる気や仕事に対する前向きなアピールにもなります。
”質問をする”ということが重要なので、聞くタイミングは必ずしも最後である必要はありません。
面接の途中で質問をしていたのであれば、それで十分です。
面接官はしっかり評価してくれます。
質問する時のコツ
質問と言うと難しそうに聞こえますが、確認作業のひとつに過ぎません。
そのため、
「◯◯の説明に対して✕✕だと認識しているのですが、合っているでしょうか?」
「◯◯の部分をもう少し聞かせていただけないでしょうか。✕✕だと感じているのですが」
ぐらいでも質問として成立します。
質問をする時には、「何が分からなかったのか」を伝えると欲しい回答を得やすくなります。
最後の逆質問をするコツ
私は面接の時に手帳を机に置くようにしています。
手帳には最後の質問で絶対に聞きたいことをメモしておき、質問がないか聞かれたら確認するようにしています。
つまりはカンペです。
このやり方で何度も面接を受けていますが、面接官に嫌な顔をされたことは一度もありません。
むしろ、しっかり準備をしていると思われているとすら感じています。
実際のビジネスの場で置き換えた時に、営業マンですら手帳を見ながら話をすることが少なくありません。
同じことを面接でやったとしても、おかしいと言われる理由はどこにもないです。
つい聞き忘れてしまうことがあると感じている人は、ぜひ試してみてください。
逆質問で聞いてはいけないこと
基本的には何を聞いても問題ありません。
ただし、その質問をしたことで「自分が働きたいと思えるか判断できる内容」にしましょう。
面接官の人柄を知るために、プライベートな質問をするのもありです。どんな人がその会社にいるのか分かってきます。
逆質問では、自分が入社してもいいか判断するための材料を増やしましょう。
まとめ
最後の逆質問は、自分が入社したあとに後悔しないためにするものです。
決して内定をもらうためにするものではありません。
質問の場をしっかり活用することができれば、最後の逆質問をしなくても内定を獲得することができます。
入社後に後悔しないためにも、気になったことがあったタイミングでどんどん質問していきましょう。